現地8月7日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでセントルイス・カーディナルスと対戦し、3対5で敗れた。
ドジャースの先発・大谷翔平は4回を投げて54球、被安打2、8奪三振、1失点と好投。打席では3回の第2打席で左中間スタンドに放り込む39号2ラン本塁打を放った。
そんな大谷との対戦を感慨深く迎えた投手がいた。カーディナルスの3番手として、2対3と1点ビハインドの7回2死から登板したジョジョ・ロメロだ。大谷の打席に合わせて起用されたロメロは、大谷から空振り三振を奪った。
初球のスライダーは低めに外れてボールとなり、2球目のシンカーは外角いっぱいに決まってカウント1-1。3球目のシンカーは内角高めに外れ、4球目は真ん中低めにスライダーを投げ込んでストライク。カウント2-2から外角低めに投じた82.2マイル(約132.3キロ)のスライダーで、ロメロは大谷から空振り三振を奪って見せた。
『MLB.com』でカーディナルスを担当するジョン・デントン記者は、「ロメロは7回に生涯最高のスライダーを投げ、重要な場面でドジャースのスーパースター、大谷翔平を空振り三振に抑えた。カルフォルニア州カリマロ出身で、ドジャースファンとして育ったロメロがこの時に抱いたのは子どもの頃の感情だった」と伝えた。
デントン記者によると、ロメロは大谷との対戦を次のように振り返ったという。
「試合後、いとこにメールを送ったんだ。(大谷との対戦は)裏庭で野球をしていた子どもの頃に戻ったような感情だった、ってね。あの頃はいつも9回裏、フルカウントの設定で野球をしていた。だから、僕にとって人生がひと巡りして原点に戻ったかのような瞬間だったんだ」
7回裏に大谷を抑えたロメロは、味方打線が4対3と逆転した8回もマウンドに上がり、2番ムーキー・ベッツを遊ゴロに、3番ウィル・スミスを投ゴロに打ち取りった。4番フレディ・フリーマンに右前打を打たれたところで降板。ドジャースの強力な上位打線を相手にロメロが踏ん張った。
「あの瞬間にマウンドに上がり、チームの勝利に貢献できたのは、素晴らしい出来事だった。試合後にロッカーに戻ってから、ありとあらゆる感情が込み上げてきた。まるで子どもの頃に戻ったかのような気持ちになったんだ」
投手・大谷から1点しか奪えず、その大谷に2ラン本塁打を打たれたカーディナルスだったが、投手陣が5回以降を無失点に抑え、攻撃陣が8回に4対3と逆転。9回にもダメ押しの1点を加えて5対3で勝利した。その背景には、勝ち投手になったロメロの力投があった。
構成●THE DIGEST編集部
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初球のスライダーは低めに外れてボールとなり、2球目のシンカーは外角いっぱいに決まってカウント1-1。3球目のシンカーは内角高めに外れ、4球目は真ん中低めにスライダーを投げ込んでストライク。カウント2-2から外角低めに投じた82.2マイル(約132.3キロ)のスライダーで、ロメロは大谷から空振り三振を奪って見せた。
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デントン記者によると、ロメロは大谷との対戦を次のように振り返ったという。
「試合後、いとこにメールを送ったんだ。(大谷との対戦は)裏庭で野球をしていた子どもの頃に戻ったような感情だった、ってね。あの頃はいつも9回裏、フルカウントの設定で野球をしていた。だから、僕にとって人生がひと巡りして原点に戻ったかのような瞬間だったんだ」
7回裏に大谷を抑えたロメロは、味方打線が4対3と逆転した8回もマウンドに上がり、2番ムーキー・ベッツを遊ゴロに、3番ウィル・スミスを投ゴロに打ち取りった。4番フレディ・フリーマンに右前打を打たれたところで降板。ドジャースの強力な上位打線を相手にロメロが踏ん張った。
「あの瞬間にマウンドに上がり、チームの勝利に貢献できたのは、素晴らしい出来事だった。試合後にロッカーに戻ってから、ありとあらゆる感情が込み上げてきた。まるで子どもの頃に戻ったかのような気持ちになったんだ」
投手・大谷から1点しか奪えず、その大谷に2ラン本塁打を打たれたカーディナルスだったが、投手陣が5回以降を無失点に抑え、攻撃陣が8回に4対3と逆転。9回にもダメ押しの1点を加えて5対3で勝利した。その背景には、勝ち投手になったロメロの力投があった。
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