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佐々木朗希、復帰後も「先発ローテ」に居場所なし!? ロバーツ監督は“リリーフ起用”否定も「状況が変わる可能性がある」と気になる発言

THE DIGEST編集部

2025.08.08

右肩痛のため戦列を離れているドジャースの佐々木。(C)Getty Images

 今年5月に「右肩のインピンジメント」を発症し、負傷者リスト(IL)入りして戦列を離れている佐々木朗希(ロサンゼルス・ドジャース)。復帰に向けて23歳の右腕は一歩ずつ準備を進めている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、佐々木が本拠地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦前(現地6日)にブルペンで投球練習をし、球速が96マイル(約154.4キロ)にまで達したことをレポート。最速165キロの速球の威力が戻りつつある。

 8日(日本時間9日)には打者相手の実戦形式登板(ライブBP)に臨む予定で、順調にいけばその後はリハビリ登板を重ねていく方針だという。

 ただ気になるのが、佐々木が復帰した場合のドジャースの先発ローテの編成だ。ドジャースは現在6人の先発投手を擁しており、エースの山本由伸を筆頭にタイラー・グラスノー、エメット・シーハン、クレイトン・カーショウ、左肩炎症から復帰した左腕のブレイク・スネル、イニング限定とはいえ二刀流の大谷翔平をローテとして回している。
 
 一見すると、日本人右腕が入り込める余地はかなり厳しい。『Dodgers Nation』も同様の意見で、佐々木をリリーフ投手に転向させるのではないかと懸念する声も一部あるというが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は右腕のリリーフ起用を否定。先発投手として起用する方針に変わりはないが、「シーズン後半には状況が変わる可能性がある」と気になるコメントを同メディアに残している。

「現時点で、我々はササキを先発投手として見ている。ただ、先発投手は今後どうなるかはまだ分からない。だから、今はとにかく彼をしっかり育てて、様子を見守っている。もし何か話し合いが必要になった場合はお互い確認し合う、という段階だ」

 今季はここまで8試合に先発して1勝1敗、防御率4.72と期待していた数字を満足に残せていない佐々木。開幕前は新人王候補との触れ込みで、メジャーリーグで最も注目される存在のひとりだった"令和の怪物"の起用法が、小さくない関心を集めている。

構成●THE DIGEST編集部

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