現地８月11日、ロサンゼルス・ドジャースが敵地エンジェル・スタジアムでロサンゼルス・エンジェルスと対戦。先発の山本由伸が４回２／３、６失点とKOされ、４対７で敗れた。

　山本は初回から不安定だった。先頭のザック・ネトに投じた初球、外角低めのフォーシームを右中間スタンドに放り込まれて失点すると、３番マイク・トラウト、４番テイラー・ウォードに連続四球。続く５番ヨアン・モンカダに適時打を打たれて２点目を失った。

　２回と３回はそれぞれひとつの四球を出したものの無失点で切り抜け、４回は６番ジョー・アデルを空振り三振、７番ルイス・レンヒーフォを中飛、８番トラビス・ダーノーを見逃し三振に仕留めて、初めて三者凡退に抑えた。

　ところが５回にエンジェルス打線につかまった。９番ブライス・テオドシオ、１番ネトに連続安打を許し、２番ノーラン・シャヌエルに０-２から死球。無死満塁でトラウトに右前適時打、１死一、三塁からモンカダにも右前適時打を打たれて０対５となり、途中出場のグスタボ・カンペロに遊ゴロを打たれて三塁走者が生還。６点目を失った。

　山本は続くレンヒーフォに四球を与えたタイミングで降板。４回２／３、99球、被安打６、被本塁打１、５四球、１死球、６失点で負け投手となった。
  　地元紙『Los Angeles Times』は、「山本がネトとエンジェルスに揺さぶられて敗戦。ドジャース、ナ・リーグ西地区でサンディエゴ・パドレスに１ゲーム差に詰められる」と題してた記事で試合を振り返り、「楽しさは少なく、フラストレーションは多い。初回から負け試合だった。山本はタイラー・グラスノーと登板日を入れ替え、いつもより休養が１日多かったにもかかわらず、メジャーでの最悪のスタートのひとつを切ってしまった」と伝えた。

「そして５回、彼の投球は完全に崩れ去った。この回の最初の打者７人のうち、５人が出塁（４本の単打とひとつの死球）し、４人がホームベースを踏んだ。その後に四球をだしたところで、デーブ・ロバーツ監督から降板を告げられた」

　８回に大谷翔平の42号ソロアーチと、マックス・マンシーの17号３ランで４点を返したが、９回の攻撃は３人で終わって敗戦。前日のトロント・ブルージェイズ戦に続いて２連敗となった。

構成●THE DIGEST編集部

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