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プロ野球

スタジアム騒然、広島出身の59歳・大物俳優が「ピースナイター」で豪快始球式。しなやかなフォームで“103キロ”をマーク

THE DIGEST編集部

2025.08.14

ピースナイターで始球式を務めた吉川晃司さん。写真:産経新聞社

ピースナイターで始球式を務めた吉川晃司さん。写真:産経新聞社

 2025年8月13日の広島東洋カープ対阪神タイガースの一戦は、「ピースナイター2025」としてマツダ スタジアムで開催された。球団は事前告知として、「今年で開催18年目を迎える『ピースナイター』。慰霊の意を表すとともに、広島にとって特別な日『8月6日』に対する多くの方々の想いや歴史を継承し、次世代に引き継ぐきっかけとなることを願っております」とのメッセージを記していた。

 この「ピースナイター2025」で始球式を務めたのが、広島出身の吉川晃司さん。黒のタンクトップに赤いグラブとスニーカーという姿で、2013年8月6日以来の同スタジアムでの大役となった59歳の大物俳優はさすがの貫禄を見せつける。

 審判からボールを受け取った吉川さんはゆっくりとピッチャーマウンドまで進む。そしてスタンドに向かってお辞儀をしたあと、呼吸を整えてからしなやかなフォームで投球。高めのストレートがキャッチャーミットに収まると、スタジアムは騒然、球速は“103キロ”だった。

 観衆の拍手に応えた吉川さんは、広島の石原貴規からボールを受け取って握手を交わすと、球団マスコットの『スラィリー』と抱き合った。
 
 豪快な投球を披露した吉川さんは5回裏終了後に、恒久平和を願うジョン・レノン作詞作曲の「イマジン」をアカペラで歌唱。今年は被爆80年の節目の年だった。

 ちなみに、試合は阪神が2−0で勝利。広島は完封負けを喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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