サッカー韓国代表FWのソン・フンミンが現地８月27日、MLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで始球式を行なう。13日にドジャースとLAFCがSNSで発表した。

　ドジャース公式はSNSで、「ソニー（ソン・フンミンの愛称）・イン・ロサンゼルス。８月27日、一緒にソン・フンミンの始球式を観戦しよう」と呼び掛け、ソン・フンミン自身もSNSで「投げる練習をしないと」と“初登板”に向けて意欲を示した。

　ソン・フンミンは、今夏の移籍マーケットでイングランド・プレミアリーグのトッテナムから、MLSのLAFCに移籍。８月６日の移籍発表から４日後の10日に行なわれたシカゴ・ファイアー戦で新天地デビューを果たした。

　61分に途中出場したソン・フンミンは77分、カウンターで抜け出すとペナルティーエリアに侵入したタイミングで相手DFに倒された。このプレーがVARチェックの末にPK判定となり、FWデニス・ブアンガが２ー２に追いつく同点ゴールを決めた。
  　デビュー戦で決定的なプレーを見せたソン・フンミンが、同じロサンゼルスを本拠地とするドジャース戦に登場するとあって、韓国メディアが沸き返っている。韓国紙『Sports Chosun』は、「ドジャー・スタジアムでの始球式に招待されたソン・フンミンが野球の練習を開始。MLB最高のスター選手、大谷翔平と共演」と題した記事を出し、「LAFCのソン・フンミンがMLSの枠を超え、LAを揺るがしている」と報じた。

「ドジャースの韓国人選手キム・ヘソンは“私はソン・フンミン選手のファンなので、同じ街でプレーすることになって光栄”と語った。またドジャースには、韓国系アメリカ人のトミー・エドマンもいる。米放送局『ESPN』が、“野球は大谷、サッカーはソン・フンミン”と伝えたように、MLB最高のスター、大谷が待っている。大谷とソン・フンミン、そしてキム・ヘソンは同じエージェンシー（CAAスポーツ）の選手だ」

　ソン・フンミンが始球式を行なう８月27日は、2024年に大谷が成し遂げた“50ー50”を記念する大谷のボブルヘッド人形が無料配布される日でもある。ドジャー・スタジアムは大いに盛り上がりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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