プロ野球

「僕の野球人生における最大の幸運のひとつ」田中将大がプロ1年目の恩師・野村克也氏を追悼

THE DIGEST編集部

2020.02.11

2009年、CSでのソフトバンク戦で完投勝利を収めた田中は、野村監督に深々と頭を下げた。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 ヤンキースの田中将大が、プロとしてのスタートを切った楽天時代の恩師である野村克也氏の訃報を受け、哀悼の意を表した。

 2月11日、田中はSNSにて「突然の訃報に言葉が出ません。 野村監督には、ピッチングとは何か、そして野球とは何かを一から教えていただきました。 プロ入り一年目で野村監督と出会い、ご指導いただいたことは、僕の野球人生における最大の幸運のひとつです。 どんなに感謝してもしきれません。 心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを公開した。

 2006年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団した田中は、07年のプロ入り1年目から先発投手として、当時監督だった野村氏に頻繁に起用され、高卒ルーキーでは史上6人目(ドラフト制移行)の2ケタ勝利(11勝)を挙げてパ・リーグの新人王に輝いた。
 
 野村氏は当時から田中の勝負強さなどを独特な言葉で表現しており、打たれても黒星がつかない時には「マー君、神の子、不思議な子」という名言を残した。

 田中のツイートにはフォロワーからも
「ノムさんが最後に残した大きな財産が、マー君だと思います!」
「試合後の談話で、田中君の事をピッチャーになるために生まれてきたと目尻を下げながら話していた様子が目に焼き付いています」
「魅ていて楽しかったな~ ノムさんとマー君の野球」
「最高の師弟コンビでした」
 と、野村監督+マー君の師弟コンビに想いを馳せるファンのコメントが相次いでいる。

構成●THE DIGEST編集部