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「目標に近づいていない。本当に辛い経験」大不振ベッツが苦しい胸中吐露 勝利に徹するマインドセットを告白「たとえ4打数無安打でも...」

THE DIGEST編集部

2025.08.18

苦しい胸中を明かしたベッツ。打席への向き合い方にも変化があった。(C)Getty Images

苦しい胸中を明かしたベッツ。打席への向き合い方にも変化があった。(C)Getty Images

 今シーズン打撃不振にあえいでいるムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)が、現状に対する悲痛な思いと打席でのマインドセットに変化があったと明かした。

 現地8月15日、ベッツは米メディア『Yahoo Sports』のポッドキャスト番組『Baseball Bar-B-Cast』に出演した。2018年のリーグMVPをはじめ、シルバースラッガー賞7度など輝かしいキャリアを送ってきた一方、今季ここまで打率.241、12本塁打、56打点、OPS.675と苦戦している現状を以下のように嘆いた。

「目標達成に近づいてすらいないと自覚するのは、本当に辛い。キャリアを通して目標にかなり近づいて、時には超えた年もあったというのに。一歩踏み出すたびに、毎日結果が目の前に表れるんだ。記者から質問攻めに遭い、(打撃不振について)常に言われ続ける。見上げれば(打率).230という数字が目に入る。今までで初めてだ。本当に辛い経験なんだ」
 
 精神的に追い詰められた時期を過ごしたベッツだが、打撃成績にこだわりすぎず、1試合1試合チームの勝利をより意識するようになってから気持ちが安定するようになった。

「今日はとにかくチームの勝利だけに集中していた。できることは何でもして、目の前の一戦を勝ち取る。たとえ4打数無安打でも犠牲フライで点を取る、守備で良いプレーができる。それがチームにプラスになるはずだ。そういう風に考え方を変えてからは、それが本当に毎日を乗り越える助けになっているよ」

 実際にサンディエゴ・パドレスとのカード初戦(現地15日)では1対1の同点で迎えた3回1死一、三塁の場面で中犠飛を放ち、勝ち越しに成功。ヒットは出なくともチームバッティングで得点を挙げ連敗を4で止める立役者の一人となった。

 今季の打撃不振について以前、「やれることは全てやった」と発言した通り、現状打破の糸口はまだ見えていないようだ。ただ、今の自分にできるプレーを着実に遂行できれば、チームの勝利に貢献できると信じている。

「どうすればこの状況から抜け出せるのか、全く分からない。だから僕にできるのは、ただ毎日チームが勝つための手助けだけ。それができれば、少なくとも夜は安心して眠れるだろうね」

 ベッツは昨季も左手骨折から復帰後に個人として苦しんだものの、ポストシーズンでは4本塁打を放つ活躍で4年ぶり8回目のワールドシリーズ連覇に貢献。今季も勝負所でドジャースを救う背番号50が見られるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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