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MLB

「僕のシーズンは終わったようなもの」不振ベッツが吐露も…24試合ぶりアーチは「現状を受け入れることで、気が楽になったのだろう」と米記者

THE DIGEST編集部

2025.08.10

現地8日の試合で24試合ぶりの逆転2ランを放ったベッツ。試合後のインタビューでは妻に感謝のメッセージを送った。(C)Getty Images

現地8日の試合で24試合ぶりの逆転2ランを放ったベッツ。試合後のインタビューでは妻に感謝のメッセージを送った。(C)Getty Images

 久々の一発が飛び出した。

 現地8月8日、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツがトロント・ブルージェイズ戦に「2番・遊撃」で出場。逆転12号2ランを含む4打数2安打3打点、2得点と活躍した。本塁打を記録するのは、7月5日のヒューストン・アストロズ戦以来、実に24試合ぶりだ。

 1点を追う5回2死。1番の大谷翔平が右中間へエンタイトル二塁打を放つと、第3打席目を迎えたベッツは、相手先発マックス・シャーザーの初球スライダーを強振。打球速度101.7マイル(約163.7キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)、打球角度25度を計測する左翼席への逆転アーチとなった。

 試合後、地元放送局『SportsNet LA』の取材に応じたベッツは、「少し何かを掴みかけているかもしれない」と手応えを明かした。さらに「まあ、これからだ。この調子で続けないといけない」と気を引き締めると、「(同局レポーターのキルステン・ワトソンさんと)話せるのがうれしい。本当に久しぶりだから。とにかくチームが勝ててよかった」と笑みを浮かべた。

 今季106試合に出場し、打率.239、12本塁打、51打点、OPS.680。「深く自分を見つめ直さなければならなかった」と打撃不振を振り返ったスーパースターは、「妻にありがとうと言いたい。彼女がおそらく僕に一番自信を与えてくれる人だ。ハニー、ありがとう。そして誕生日おめでとう」と、感謝と祝福のメッセージを送っていた。
 
 一方、『MLB.com』のソニア・チェン記者によると、ベッツは記者団からの取材に対して「僕のシーズンは終わったようなものだ」と語ったという。「素晴らしいシーズンではなかったと言わざるをえない」。そのうえで、「毎試合、チームの勝利に何らか貢献し、打点を挙げ、プレーを続け、集中力を切らさないことはできる。もちろん、誰もが素晴らしいシーズンを望んでいるが、深く考えなければ気が楽になる」とも明かした。

 こうしたベッツの心境を伝えたチェン記者は、「今年はキャリアワーストの打撃成績を残す可能性が高いが、ある意味、現状を受け入れることで、気が楽になったのだろう」と、24試合ぶりに一発が飛び出た理由を推測している。

 ベッツ本来の実力とはかけ離れた打撃成績だが、今後の戦いでチームを力強く牽引する姿を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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