現地８月11日（日本時間12日）、ロサンゼルス・ドジャースはロサンゼルス・エンジェルスとの３連戦初戦「フリーウェイ・シリーズ」に臨んだ。ムーキー・ベッツは遊撃手として先発出場し、８回裏から右翼へ守備位置を変更した。この動きが議論を呼び起こしたと、米スポーツメディア『ClutchPoints』が報じている。

　この守備位置変更を受け、ポッドキャスト番組「Talkin' Baseball」は公式Xに「今季初めてベッツが右翼に入った。右翼手としてゴールドグラブ賞を６度受賞している」と投稿し、その輝かしい守備歴に改めて注目が集まった。
  　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、７点ビハインドの状況で主力を休ませ、遊撃手にミゲル・ロハスを起用し、ベッツを本来の右翼へ戻した。怪我人続出の内野陣を支えてきたベッツだが、最近の補強で内野手の層が厚くなったことで、今回のシフトが可能になったと『ClutchPoints』は伝えている。

　ベッツは以前のインタビューで「個人成績はもはや優先事項ではない。チームに貢献するためなら、どんな役割でもこなす」と話していた。今回の守備変更は、その言葉を体現するものであり、チームのために自らのポジションを譲る献身的な姿勢を示した。

　今季は打率.242と苦戦しているベッツだが、右翼復帰はチームに新たな選択肢を与えた。ポストシーズンに向けて、ロバーツ監督の今後の采配にも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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