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「お前がリードしてくれ」大谷翔平、749日ぶり白星の“裏側” ドジャース新人捕手が告白した配球秘話「たまたま僕が一球だけ…」

THE DIGEST編集部

2025.08.29

大谷は5回を1失点。復帰後最多9Kで749日ぶりに白星を挙げた。(C)Getty Images

大谷は5回を1失点。復帰後最多9Kで749日ぶりに白星を挙げた。(C)Getty Images

 749日ぶりの白星の裏側が明らかになった。

 現地8月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に先発登板し、5回を2安打1失点。復帰後最多9奪三振の好投で今シーズン初勝利を挙げた。この試合、マスクを被ったダルトン・ラッシングが試合後に大谷との配球秘話を告白した。

 今季11試合目の二刀流デーだった大谷。これまで主に正捕手ウィル・スミスとのコンビだったが、この試合は24歳のルーキー捕手と4度目のバッテリーを組んだ。
 
 ラッシングは「今夜は普段と少し違って、ショウヘイが数イニングまですべての球種のサインを出していたんだ」と語る。

 立ち上がり、大谷は2者連続三振を奪い無失点。2回は先頭をカーブで三振を奪ったが、そのあと2四球と2暴投で1死二、三塁のピンチを招くも8番ケブライアン・ヘイズを100.3マイル(約161.4キロ)の速球で空振り三振。続くマシュー・マクレーンは変化球中心に攻めて、最後は低めのカーブで4つ目の空振り三振を奪いピンチを切り抜けた。
 
 だが両チーム無得点の3回、1死からノエルビ・マルテに初球のカットボールを捉えられて左中間席に被弾。甘く入った失投を悔やんだ。先制点は与えたが、大谷はすぐに気持ちを切り替えエリー・デラクルスを160キロの直球で見逃し三振。オースティン・ヘイズには直球と変化球を織り交ぜて、最後は外角低めのスイーパーで空振り。7つ目の三振を積み重ねた。

 一発は献上したが、快調なピッチングを続けた大谷にラッシングは「3回にたまたま僕が一球だけサインを出したんだ。その一球をコールしてから、ショウヘイは僕に『お前がリードしてくれ。サインを出してほしい』と、僕に任せてくれたんだ」と試合途中から配球を一任されたことを明かした。「僕たちはお互いをすごく信頼し合っていた。配球に関してはひとつミスをしてホームランを打たれたけど、それも学びだ。全体としてはとても心地よく組めたと思うよ」と振り返った。
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