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「お前がリードしてくれ」大谷翔平、749日ぶり白星の“裏側” ドジャース新人捕手が告白した配球秘話「たまたま僕が一球だけ…」

THE DIGEST編集部

2025.08.29

今季11勝を挙げている山本(左)とバッテリーを組むラッシング(右)。(C)Getty Images

今季11勝を挙げている山本(左)とバッテリーを組むラッシング(右)。(C)Getty Images

 これまでの登板は自ら配球を組み立てていた大谷。だがこの試合は途中からルーキー捕手に配球を託した。イニングを重ねるごとに両選手の関係性はより深まり、レッズ打線を翻弄。的を絞らせず、ベンチでは配球について確認する場面もあった。

 1点ビハインドの4回、大谷が一、二塁間を破る痛烈な右前打でチーム初ヒット。打線がつながり1死満塁でキケ・ヘルナンデスの2点適時打でドジャースがついに逆転する。なおも2死満塁でラッシングが2点適時打を放ちこの回一挙4得点。ルーキー捕手が大谷に貴重な援護を与えた。

 勝利投手の権利をかけた5回。肩で息をしながらも大谷は9番マシュー・マクレーンを3球で追い込み、4球目は外角に大きく曲がるスイーパーで空振り三振。この日9つ目の三振をマークするなど三者凡退に打ち取った。復帰後最多87球を投げ抜き汗を拭う大谷にラッシングは声をかけて労い、ドジャー・スタジアムからは大きな拍手が送られた。
 
 ラッシングは序盤は直球を中心に、後半は160キロの速球を生かすため変化球を多めに散りばめる配球で組み立てた。その意図は「ショウヘイは球種が多く、ストライクゾーン内やゾーン周辺に投げ分けられることができる。ヨシ(山本由伸)に少し似ているかな。今日はそれが効果的だったと思う」と話し、満足気な表情だった。

 新人捕手と息の合った投球で749日ぶりに白星を掴んだ大谷。ロサンゼルス・エンジェルス時代の23年8月9日以来、実に2年ぶりの勝利だった。

構成●THE DIGEST編集部

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