まさかの打線沈黙だ。

　現地時間８月29日（日本時間30日）、ナ・リーグ西地区の単独首位を走るロサンゼルス・ドジャースは、本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれた同地区４位のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に０対３と完敗。先発右腕ザック・ギャレンらを相手に打線が計３安打に抑えられるなど、もどかしい試合内容で完封負けを喫した。
  　これで連勝が４でストップ。同試合は、３点を追う６回にムーキー・ベッツの二塁打、フレディ・フリーマンの四球で２死一、二塁と好機を迎えるが、後続のウィル・スミスが左飛に倒れ、以降も最後まで反撃の糸口を掴めなかった。ドジャースが零封負けを喫するのは、２日（同３日）の敵地タンパベイ・レイズ戦以来、今季７度目だ。

　試合後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、地元放送局『SportsNet LA』などの取材に応じ、「とにかく一晩中何もできなかった」「これほど活気がないパフォーマンスは、１週間ぶりくらいだ」と打線に苦言を呈した。「もちろんギャレンを称えるべきだけど、ここ１週間で見せてきたような内容ではない」と振り返っている。

　また、対戦中のダイヤモンドバックスについては、「同じ地区で何度も顔を合わせているし、怖い相手ではない。もっと良いプレーをしなければならない」と言及。「日程がどうであろうと、相手が強敵であろうと、あまり関係ないと思う。良い野球、良い打席を重ね、とにかく勝利を積み重ねていかなければならない」と力を込めていた。

　なお、この試合に大谷翔平は、「１番・DH」で先発出場し、３打数１安打、１四球と奮闘。チームで唯一の２出塁を記録するが、得点に繋がらなかった。ナ・リーグ本塁打争いでは、単独トップのカイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）に４本差、２位のままとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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