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「我々には安定感がある」大谷翔平を含む実質15人体制のド軍投手陣、PSに向けた最大のテーマは? コーペック復帰、シーハンの起用法にも注目

THE DIGEST編集部

2025.09.02

大谷は6人制ローテとして、投手陣の安定に貢献。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースが先発ローテーション(ローテ)を6人から5人に縮小する可能性を検討していると、現地9月1日、地元メディア『Dodger blue』が報じた。

 ドジャースは実質的に先発投手が5人しかいないものの、大谷翔平の存在によって6人制を維持できている。規定により、開幕から8月末までは投手枠が13人に制限されるが、9月からは14人まで拡大可能となる。このため、ローテを5人に減らせばリリーフ投手を2人追加できる余地が生まれる。
 
 同メディアによると、デーブ・ロバーツ監督は「今のところ6人で良い感触を持っている」と話し「確かに、我々には安定感がある。特にショウヘイはしっかりと調整ができていて、3日(日本時間4日)には5回を投げてもらうつもりだ」とコメント。さらに「投手陣はとても良い投球をしているし、ブルペンの状態も良い。5人制にするかどうかについては、今はまだ答えを出せない」と言及した。

 現在ドジャースのアクティブ投手陣は14人だが、大谷はこの上限に含まれないため実質15人となっている。1日にはリリーバーのマイケル・コーペックが復帰し、ブルペンの選択肢はさらに広がった。今週はエメット・シーハンの登板を回避しており、今後の方向性を示す兆しと見られる。シーハンがポストシーズンのロースターに入る場合はリリーフ起用が濃厚で、その準備が進んでいる可能性もある。

 投手陣の充実により、ドジャースは9月以降の戦い方を柔軟に選択できる状況にある。ローテ縮小とブルペン強化のバランスが、ポストシーズンに向けた最大のテーマとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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