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ジャッジの今季中の外野復帰はあるのか!? ヤ軍指揮官が可能性に言及も現地メディアは否定的見解 「ヤンキースは戦力を万全に整える必要がある」

THE DIGEST編集部

2025.09.04

現在は指名打者での起用が続いているジャッジ。(C)Getty Images

現在は指名打者での起用が続いているジャッジ。(C)Getty Images

右肘故障の影響で指名打者起用が続いている、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジにシーズン中での右翼復帰の可能性が囁かれている。

 米メディア『Sports Illustrated』によると、現地時間9月2日のヒューストン・アストロズ戦のゲーム前にアーロン・ブーン監督が記者団の取材に対し、ジャッジの守備について、「間違いなく彼は戻ってくると思っている」「その日は突然やってくるだろう」などと答えたという。

 先月、ジャッジのIL入り当時、ブーン監督はジャッジの起用法への見解として、「残りの試合は外野には戻らない」などと打ち明けたことが報じられている。それに対し、あくまでも守備でのプレーも望むジャッジが異を唱えるなど、両者の間で意見の食い違いが生じ注目を集めていた。

 だが、今回のブーン監督の発言を紹介したうえで、即、ジャッジの外野復帰とはならないと『Sports Illustrated』は予想している。同メディアは、「ニューヨーク・ヤンキースのスター、アーロン・ジャッジは8月を通して指名打者に限定されていたが、復帰の兆しが出てきたかもしれない。ただし、それは非常にわずかなものだ」などと主張。先月来、ブーン監督によるジャッジの起用法への明確な答えが出ていない他、現在右翼を守る、ジャンカルロ・スタントンが攻守で順調なパフォーマンスを見せている点も理由としている。

 同メディアは、「ジャンカルロ・スタントンは外野に復帰し、自身とジャッジを打線に残しているだけでなく、非常に好調だ。最近では、ワシントン・ナショナルズ戦でヤンキースの5点すべてを1人で叩き出し、試合を勝利に導いた」などと貢献度を称賛。続けて、「年齢や最近の怪我の影響から外野起用はリスクと考えられていたが、結果的には成功しているようだ」と評している。

 そして、今後については、「アメリカンリーグの強豪との連戦が続くため、ヤンキースは戦力を万全に整える必要がある。スタントンが外野で好調を維持できれば、ジャッジは打撃専念の役割で十分かもしれない」と持論を綴っている。

 ヤンキースはプレーオフ進出や地区優勝の可能性も残している中、今後、ジャッジの起用法に変化があるのか。ブーン監督の采配、そして言動には引き続き、関心が向けられることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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