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ドジャース、怪腕スキーンズに8K2安打で屈する...先発スネルは5回5失点9被安打 地区最下位パイレーツに“屈辱”3連敗でWCS回避が遠のく

THE DIGEST編集部

2025.09.05

5回5失点を喫したスネル。毎回走者を出す苦しい登板となった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地9月4日、ピッツバーグ・パイレーツ戦に1対5で敗北。ナ・リーグ中地区最下位相手に3連敗を喫し、今シーズン通算78勝62敗となった。ポストシーズンでワイルドカードシリーズ(WCS)を回避できる「地区首位の勝率上位2チーム」入りを目指すドジャースだが、同日にナ・リーグ東地区首位でリーグ勝率2位のフィラデルフィア・フィリーズが勝利。通算成績を81勝59敗としたため、ゲーム差が3に拡大し、また一歩WCSに近づいてしまった。

 ドジャース打線は、パイレーツ先発ポール・スキーンズ投手を前に最初の打者8人が凡退する。3回に9番ダルトン・ラッシングがあとわずかで本塁打、というフェンス直撃のツーベースヒットを放つと、大谷翔平が四球を選び2死一、二塁。しかしムーキー・ベッツがショートゴロに倒れチャンスを生かせなかった。

 対するドジャース先発ブレイク・スネル投手は初回、ラッシング捕手のセーフティバント処理の送球エラー、四球でいきなり得点圏に走者を置いた。2回もヒット2本と四球で2死満塁とするも要所を抑えるピッチングで無失点で切り抜けた。

 3回、ブライアン・レイノルズにヒットを放たれると、トミー・ファムに対して2度の暴投で無死三塁のピンチを招いたスネル。スキーンズ相手に1点も献上したくないドジャースは前進守備でバックホーム体制を採ったが、ファムに二遊間を抜けるタイムリーヒットを浴びて先制された。
 
 4回も3者凡退に抑え込まれたドジャース打線。5回には2死からミゲル・ロハスがヒットを放つもラッシングが空振り三振で得点を奪えず。結局スキーンズに6回94球、無失点、8奪三振、被安打2、与四球1の好投を許した。

 毎回走者を出しながら追加点は与えていなかったスネルだったが、5回は厳しいイニングに。3連打で2点目を献上すると、ニック・ヨークにレフト線への2点タイムリーヒットを浴びてさらに2人が生還、アレクサンダー・カナリオのファーストゴロの間にさらに1失点。スネルは5回90球を投げて5失点、9安打、6奪三振、3四球という内容だった。

 6回は2番手エドガルド・エンリケス投手が1回無失点、1奪三振。7回は3番手カービー・イェイツ投手が無失点、3奪三振の見事なピッチングで追加点を与えず。8回もジャック・ドレイヤー投手がこの試合ドジャース初出場のベン・ロートベット捕手とのバッテリーで無失点、1奪三振に抑えた。

 5点を追う展開となったドジャース打線だったが、スキーンズ降板後もなかなか得点を奪えず。9回に先頭打者ベッツが4番手ダウリ・モレタからレフトスタンドに飛び込む意地のソロホームランを放ち、2試合連続の完封負けは阻止した。

 さらにテオスカー・ヘルナンデス、マイケル・コンフォートの連打で1死一、三塁とすると、アンディ・パヘスの内野安打でさらに1点を追加。2死からロハスにタイムリーヒットが出て2点差まで詰め寄りなおも一、二塁と逆転の目を残すも、ロートベットが空振り三振に倒れ、及ばなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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