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山本由伸のノーノーを阻止した21歳ホリデー「運よく捉えることができた」 チームの逆転サヨナラ勝ちに興奮「感情のジェットコースターだ」

THE DIGEST編集部

2025.09.07

“あと一人”を仕留められず、ノーノー達成に失敗した山本。(C)Getty Images

“あと一人”を仕留められず、ノーノー達成に失敗した山本。(C)Getty Images

 快挙達成まであと一歩だった。

 現地時間9月6日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に先発登板し、8回2/3までノーヒットノーランを継続していたが、あと1人でまさかの被弾。直後に降板すると、救援陣が打ち込まれ、3対4で逆転負けを喫した。サヨナラ負けを喫するのは、前日に続き2試合連続だ。

 野茂英雄、岩隈久志に次ぐ日本人史上3人目のノーヒットノーラン達成まで残り1人だった山本。しかし、9回2死で1番ジャクソン・ホリデーと対峙すると、カウント2-1から内角のカットボールを捉えられ、これが右越えの17号ソロに。降板時には、ナインや監督とハグを交わし、敵地ファンからも異例のスタンディングオベーションが送られた。
 
 試合後、21歳のホリデーは、報道陣の取材に応じると、現在の心境をコメント。米メリーランド州地元放送局『MASN』でその様子が公開され、「正直なところ、めちゃくちゃクレイジー。とにかく打てる球を探し、一晩中カットボールを狙っていた」「感情のジェットコースター、最高の試合だ」と劇的な展開を振り返っている。

 さらに、「彼が僕らを完全に抑え込んでいた」と山本の投球を称え、「彼を攻略でき、最高の気分だ」と笑顔でコメント。「『まさか自分に回ってくるのか?』と思っていた」と最終打席前の心境を明かすと、「ノーノーを阻止できたのがうれしい。素晴らしい投球でほとんどミスがない中、運よくその一つを捉えることができた」と冷静に続けていた。

 メジャー2年目に強烈な存在感を放っている山本。惜しくもノーヒットノーラン達成を逃したが、彼ならいつか必ずこの偉業を成し遂げてくれるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】マウンドを降りる山本由伸に敵地ファンから割れんばかりの拍手

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