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レジェンド左腕が大谷翔平の先頭打者HRを絶賛「昨夜の流れを良い形でリセットできた」 指揮官もチームへの好影響を語る「ダグアウトが活気づいた」

THE DIGEST編集部

2025.09.08

2打席連続のホームランで試合の流れを作った大谷。(C)Getty Images

 偉才の一振りが連敗中のチームを救った。

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地9月7日のボルティモア・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回と3回にオリオールズ先発の菅野智之投手から2打席連続のソロ本塁打を放ち、流れを作った。特に今季12度目となった先頭打者ホームランは、チームにとって貴重な一打となった。

 大谷の先頭打者弾で大きな恩恵を受けたひとりが、ドジャース先発クレイトン・カーショウ投手だ。初回から1点のリードを手にしたレジェンド左腕は、3回までノーヒットピッチングを披露。4回までに大谷の2発目を含む計4点の援護を受け、5回2/3、83球を投げて8奪三振、4被安打、1四球、2失点の好投でマウンドを降りた。

 米スポーツ専門局『ESPN』によると、カーショウは「早い段階で得点を挙げるのは大きな意味を持つ」と大谷の先頭打者弾を称賛した。特に前日、先発の山本由伸投手が9回2死までノーヒットノーラン投球を続けながら、3点差を逆転される衝撃的な敗戦を喫した背景にも言及。「昨夜の流れを良い形でリセットできた。あっという間に1対0でリードできたのは良かったよね」と大谷の先制打の重要性を強調した。
 
 そして6試合ぶりの勝利となったデーブ・ロバーツ監督も勝因について、「言うまでもなく、ショウヘイが本塁打で試合を始めたのは大きかった」とコメント。「ダグアウトが活気づいた」と続け、大谷が作り出す波に上手く乗った他の選手の活躍を振り返った。

「ムーキー(・ベッツ)も本当に良いスイングをしてくれた(5打数2安打、1本塁打、2打点)。今日は下位打線の選手たちも自分の仕事をしてくれていて、チーム全体のエネルギー、プレーの仕方が良かったね」

 ドジャースは地区最下位チーム相手との2カード最終戦でようやく1勝。ナ・リーグ西地区2位のサンディエゴ・パドレスも直近13戦で4勝しか挙げられていないため、ゲーム差「1」で首位の座をなんとかキープしているギリギリの状況だ。

 ポストシーズンを考えると、この先は取りこぼしが許されない。まずは8日の同地区最下位コロラド・ロッキーズ戦、大谷が第1打席から快音を響かせられるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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