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「いや、別に」と素っ気なくも…スキーンズが圧巻の200奪三振達成! 「大事なのは“すべての登板に出ること”」

THE DIGEST編集部

2025.09.11

今季200奪三振をマークしたスキーンズ。(C) Getty Images

今季200奪三振をマークしたスキーンズ。(C) Getty Images

 現地9月10日、ピッツバーグ・パイレーツの右腕ポール・スキーンズが、敵地ボルティモア・オリオールズ戦に先発登板し、シーズン200奪三振を達成した。

 スキーンズはこの試合の3回、オリオールズの9番打者コビー・メイヨをカウント2-2からの5球目、84マイル(約135.2キロ)のスイーパーで空振り三振に仕留め、今季200奪三振に到達した。144年の歴史を誇るパイレーツで、シーズン200奪三振を記録した投手はわずか8人しかおらず、スキーンズはその仲間入りを果たした。
 
 この試合でスキーンズは5回64球を投げ2安打、8奪三振、無四球、無失点と圧巻の投球を披露。1対0とリードを保ったままマウンドを降りた。しかし試合は、スキーンズが降板した後、延長戦の末に1対2で敗れ、チームは2夜連続のサヨナラ負けを喫した。

 試合後、MLB公式サイト『MLB.com』によると、「200奪三振は自分にとって何か意味があるか?」と問われたスキーンズは「いや、別に」と答え、特別な感慨を示さなかったという。

 それでも「もちろん三振を取るのは投手をやる理由のひとつだ。三振はいつだって気持ち良い。200奪三振はクールだと思うけど、そこで止まるつもりはない」と話し、さらなる高みを見据えていた。

 またスキーンズは「一番大事な目標は、“すべての登板に出ること”なんだ。今夜はそのひとつだったと思う。もう9月だし、終盤で少し疲れもある。でも何よりも大事なのは、毎回登板できるように準備すること」と、プロとしての姿勢を強調した。

 スキーンズは今季ここまで先発30試合に登板し、10勝9敗、防御率1.92。178イニングを投げ、203奪三振を記録している。ローテーション的にはあと3回の登板が予想されており、サイ・ヤング賞争いに絡む可能性もあり、最後まで目が離せない状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】スキーンズ、今季200奪三振をマーク
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