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「第2シードはもう完全に手が届かない」 サヨナラ負けドジャースに地元記者嘆き...一方、「“謙虚になる”のは健全」とポジティブな見方も

THE DIGEST編集部

2025.09.13

6試合ぶりにノーヒットだった大谷。ロースコアの展開で申告敬遠2度と勝負を避けられた。(C) Getty Images

6試合ぶりにノーヒットだった大谷。ロースコアの展開で申告敬遠2度と勝負を避けられた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地9月12日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、延長戦にもつれる接戦を演じるも、1対5でサヨナラ負け。同日にナ・リーグ西地区2位のサンディエゴ・パドレスも敗北したため、ゲーム差「2.5」はそのままだったが、今後の首位陥落の可能性も残っており油断はできない。

 もうひとつ注目されているのがナ・リーグ東地区首位フィラデルフィア・フィリーズとのゲーム差だ。各地区を優勝すると、ポストシーズン進出が確定。3地区の優勝チームのなかで勝率上位2チームは地区シリーズからの参戦となるが、最下位の場合はその一つ前のワイルドカードシリーズから勝ち上がらなければならない。

 現在ナ・リーグ全体トップの勝率を残しているのは90勝58敗のミルウォーキー・ブルワーズ(中地区1位)。フィリーズが88勝60敗で続き、ドジャースは82勝65敗で、後者と「5.5」ゲーム差とやや離されて両者を追っている状況だ。

 ワイルドカード進出まで1.5ゲーム差(試合前時点)のジャイアンツを相手に、接戦を落としたドジャース。日頃から球団を追うブレイク・ハリス記者はXで「第2シードはもう完全に手の届かないところにあると思う」と嘆き、以下のように続けた。

「これからほぼ全勝して、フィリーズが歴史的な崩壊をしない限り無理だね。ドジャースはワイルドカードシリーズで3試合のシリーズを戦う。少なくとも地区優勝を勝ち取ってホームで試合ができるようにしないとね」
 
 一方、地元放送局『Sports Net LA』でドジャース戦の実況を務めるスティーブン・ネルソン氏は米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演した際、ドジャースの苦戦ぶりをポジティブにとらえた。

「この2年間は地区優勝レースがより接戦になっている。2024年はサンディエゴとの最終カードまで地区優勝を決められず、地区シリーズでも敗退の危機に瀕した。今季も90勝をかろうじて達成するペースで、以前のように地区首位を15~20ゲーム差でリードしポストシーズンに余裕で進出していた時代が恋しく感じるだろう」

「“謙虚になる”のはドジャースにとって健全だと思う。クラブハウスの選手たちが傲慢だったという意味ではないが、一般的に言って、『これは簡単な道のりではない』と理解するのが大切だ。相手チームがどんな成績かに関わらず、『一つひとつの勝利のために努力し、必死に戦わなければならない』と感じるのは、大きな意味がある。これはドジャースだけでなく、ポストシーズンを目指す全てのチームにとって重要だ」

 このまま第3シードとしてポストシーズンに進出すると、ニューヨーク・メッツ(今季3勝4敗)、あるいはそれを0.5ゲーム差で追うジャイアンツ(今季4勝3敗)と対戦する可能性が高い。スター軍団はこの試練を乗り越えられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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