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MLB

3年間の被ホームラン数の合計に“わずか1年”で並ぶ...106億円男スコットのドジャース移籍後の被弾急増のデータを米記者紹介

THE DIGEST編集部

2025.09.14

今季計11本塁打を浴びているスコット。(C) Getty Images

今季計11本塁打を浴びているスコット。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのタナー・スコットは現地9月12日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で10回裏1死三塁の場面でリリーフ登板した。イ・ジョンフを空振り三振に仕留めたかに見えたが、疑惑のファウル判定により結局四球で出塁を許すと、満塁策を選択。パトリック・ベイリーとの勝負となったが、高めのストレートをスタンドに運ばれ、サヨナラ負けを喫した。

 直近では、3ラン本塁打を被弾した8月31日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦、さらにサヨナラ負けした5、6日のボルティモア・オリオールズ戦とスコットにとって厳しい結果が続いている。

 スコットの苦戦ぶりについて、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は本塁打数に着目。「これまでのシーズン最多被本塁打数は6本(2018、21年)だった。 23、24年にはそれぞれ3本の本塁打を浴びていたが、ドジャースでの今季は11本を献上している」とホームランを許す場面が急増していると説いた。
 
 2022年のマイアミ・マーリンズ時代からサンディエゴ・パドレスに移籍した昨季までの計212回2/3登板で被本塁打が11本だったと考えると、今季の50回1/3での11被本塁打が例年以上に多いと分かる。

 強豪ドジャースへの移籍でセーブ数はキャリア最高の21回を記録しているものの、防御率5.01は2021年以来最低。昨季までの課題だった与四球数はわずか14と改善されており、K/BB(奪三振と与四球の割合)も3.71とキャリア2位と優秀な数字を残している。一方で被打率.262は2020年以来最悪の数字であり、制球と打たれにくさがトレードオフの関係となってしまっている。

 守護神として期待され、4年総額7200万ドル(約106億円)の契約でディフェンディング・チャンピオンに加入した左腕はポストシーズンで昨季までの姿を取り戻せるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】タナー・スコット、サヨナラ満塁弾浴びて敗北...
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