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好投しても打線の援護がもらえない... 山本由伸の白星が増えない現状にド軍専門サイトも苦言「ヤマモトに5点以上与えたのはわずか3回」

THE DIGEST編集部

2025.09.17

今季11勝を挙げる山本だが、直近3度の登板ではいずれも1失点以下に抑えるも白星に恵まれず。(C) Getty Images

今季11勝を挙げる山本だが、直近3度の登板ではいずれも1失点以下に抑えるも白星に恵まれず。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸はここまでチーム最多の11勝を挙げ、先発陣でただひとり、開幕からローテーションを守り続けている。だがそのハイパフォーマンスが自身やチームの勝ち星に結びついていないことなどから、ドジャースの戦いぶりに対し、球団専門サイト『Dodgers Way』が苦言を呈している。
 
 山本は直近3度の登板でいずれも、試合後半まで投げ1失点という結果ながらも白星がつかなかった。今季、162回1/3を投げ、防御率2.66という数字を残しているエース右腕の力投が報われない要因として、後を受けるリリーフ陣の不振もさることながら、『Dodgers Way』では打撃陣の試合ごとの好不調にフォーカス。山本先発時におけるドジャース打線の援護の少なさについて私見を綴っている。

 同メディアは、山本が今季記録している17度のクオリティスタートの内容を掘り下げており、「打線の援護不足によって2敗、6試合で勝敗がつかなかった。そしてその6試合では4試合で、チームが最終的に敗れている」と説明。さらに、「今季28先発のうち、ヤマモトに5点以上の援護を与えたのはわずか3回にすぎない」などと振り返る。

 また、他の先発投手との比較として、「クレイトン・カーショウはヤマモトより8試合少ない登板、9試合少ないクオリティスタートで防御率3.53。それでも10勝2敗という成績で、ヤマモトより遥かに勝ち星に恵まれている」と指摘したうえで、「つまり、ドジャース打線はカーショウには援護を与えているが、ヤマモトの時にはそれがないのだ」と断じている。

 加えて、この傾向が続けば、今後さらに大きな問題となりかねないと同メディアは主張。「ヤマモトは疑いようもなくドジャースのエースであり、ポストシーズンではあらゆる場面で彼をマウンドに送り出すだろう。だが、この援護不足が繰り返されるようであれば、プレーオフの希望を打ち砕きかねない」として、連覇へ向けた不安要素にも挙げている。

 相手チームとの巡り合わせや、ドジャース打線の状態など、様々な要素が絡むとは言え、山本の“孤軍奮闘”が続いていることは間違いない。今後、確実に勝利を掴むため、そして背番号18の好投を無駄にしないためにも、打撃陣の強力な後押しが不可欠だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸、ジャイアンツ戦で10奪三振の好投
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