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「大谷翔平の素晴らしい投球が無駄になった」ド軍ブルペン陣またも崩壊…9回サヨナラ負けスコットにLAメディア断罪「今年10回目のセーブ失敗」「絶対に許さない」

THE DIGEST編集部

2025.09.24

Dバックスがサヨナラ勝ち。スコット(左)はまたもリードを守れなかった。(C)Getty Images

Dバックスがサヨナラ勝ち。スコット(左)はまたもリードを守れなかった。(C)Getty Images

 悪夢は繰り返された。

 現地9月25日、ロサンゼルス・ドジャースは大谷翔平が敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に1番・投手兼指名打者で先発。今季最長の6回を投げ5安打、無四球、無失点。8奪三振と力投したが、チームは9回にまさかの逆転サヨナラ負け。二刀流プレーヤーの好投をぶち壊すブルペン陣に米メディアから批判の声が噴出している。

 大谷は2回まで三者凡退の立ち上がり。3回には先頭打者の強烈なピッチャーライナーを左手に受けてヒヤリとさせたが、大事には至らず。そのあと160キロ超の直球、緩いカーブで三者連続三振に斬って取った。

 4、5回も無失点ピッチングを継続。6回はヒット2本を浴び2死一、二塁とピンチを招くが、4番モレノを中直に抑えて3アウト。三振の山を築き、今季初めてクオリティ・スタートを達成した大谷。打線もテオスカー・ヘルナンデスに一発が飛び出すなど4点を援護してマウンドを降りた。

 ところが、ブルペン陣がその期待に応えられない。7回に2番手ジャック・ドレーヤーが1失点、右腕の後を継いだ3番手のエドガルド・エンリケスが代打エイドリアン・デルカスティーヨに2ランを被弾。1点差に詰め寄られ、雲行きが怪しくなる。

 そして9回に5番手で登板したタナー・スコットが先頭にいきなり死球、次打者にはストライクが1球も入らず四球を与えて無死一、二塁に。犠打で1死二、三塁にかわるとホルヘ・バロッサに左翼へ犠飛を許し4対4の同点。大谷の今季2勝目が消滅した。

 なおも二死二塁の場面で1番ヘラルド・ペルドモに痛恨のサヨナラ打を浴び、ドジャースはまさかの逆転負け。6回までは勝ちゲームだったにもかかわらず、ブルペン陣が4点のリードを守れなかった。
 
 今季繰り返される背番号66のていたらくな姿に、地元メディアの堪忍袋がついに切れた。専門メディア『Dodgers Nation』はドジャースがダイヤモンドバックスにサヨナラ負けした事実を淡々と伝えると、「タナー・スコットにとって、今年10回目のセーブ失敗だ」と厳しく言及。「ショウヘイ・オオタニの素晴らしい投球が無駄になった。絶対に許さない」と辛辣な口調で左腕を強く非難した。

 救援陣がまたも粘れず大谷の力投も水の泡になった。ドジャースの地区優勝へのマジックナンバーは「3」のままだが、今後のポストシーズンを見据えても救援陣の早期立て直しは急務だ。

構成●THE DIGEST編集部

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