今季もポストシーズン進出を決めたロサンゼルス・ドジャースは現在、地区優勝を目指し、敵地での最後の連戦を戦っている。レギュラーシーズンにおける本拠地での全試合を終えている中で、海外メディアからは今季のドジャー・スタジアムで達成された偉業が伝えられている。

　今季、81試合のドジャースのホームゲームの観客動員数を、『MARCA』米国版が特集記事の中で取り上げ、「今季の観客数が延べ400万人以上に上り、ファンの揺るぎない支持を裏付ける記録を打ち立てた」などと報じた。

  　同メディアによると、本拠地400万人以上の動員は史上10球団目であるとして、「ワールドシリーズ王者の肩書きを持つこのチームは、シーズンでほんの一握りの球団しか到達できない快挙を成し遂げた」と称賛。さらに、「ドジャー・スタジアムの収容人数が56,000人であることを考えると驚異的な成果だ。81試合のホームゲームを通じて、平均観客数は49,537人。シーズン合計では4,012,470人の観客を動員した」などと記録を掘り下げている。

　また、今シーズンのドジャース本拠地での試合結果は、52勝29敗（勝率.728）という成績であると伝えながら、「ロサンゼルス・ドジャースは、熱狂的で忠実なファン層を抱え、彼らの存在がドジャー・スタジアムを真の“要塞”に変えている」などと指摘。続けて、「その強力な本拠地の後押しは今季も明白で、ホームで圧巻の成績を残し、対戦相手が勝ち星を挙げにくい球場のひとつとなっている」と論じている。

　加えて、「監督も、この象徴的なスタジアムを埋め尽くすファンの揺るぎない支持に感謝と驚きを表明している」として、デーブ・ロバーツ監督のコメントを掲載している。

「毎日ファンが球場に集まり、毎日力を与えてくれる。彼らのエネルギーは選手たちの力となるし、我々はその熱気を糧に戦っている。スポーツ界で最高のファンがいると思っている」

　同メディアは、今回達成された記録を評し、「ドジャー・スタジアムの雰囲気は比類なく、野球への情熱と愛情を体感できる最高の場所のひとつだ」と賛辞も綴っている。来るポストシーズンでも、本拠地でのファンの声援は、連覇を目指すドジャースにとって力強い後押しとなるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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