ロサンゼルス・ドジャースは現地９月25日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に勝利し、４年連続23回目のナ・リーグ西地区優勝が確定。ポストシーズンは地区優勝チーム勝率３位として、ワイルドカードシリーズ（WCS）でワイルドカード３位チームとの対戦が決まっている。

　世界一に輝いた昨季はリーグトップの勝率をマークして、地区シリーズからの戦いとなっており、いわば“シード”の状態だった。しかし今季は同シリーズの前に２戦先取のWCSを勝ち進む必要がある。

　ディフェンディングチャンピオンとしてポストシーズンを迎えるドジャースだが、一部では早々に敗退する、と考える識者もいるようだ。現役時代２度世界一に輝き、現在はアメリカ代表監督を務めるマーク・デローサ氏はMLB専門局『MLB Network』の番組に出演。ドジャースの対戦相手となる可能性があるシンシナティ・レッズとニューヨーク・メッツの強みについて語り、「レッズとメッツはドジャースを打ち負かすチャンスがある」と主張した。 　レッズについては、先発投手陣に焦点を当てた。「ニック・ロドーロは（前回登板で）12もの三振を奪った。第２戦でハンター・グリーン、第３戦でアンドリュー・アボットを出せば問題ないだろう」とコメント。今季ドジャースとの対戦成績では、ロドーロが２先発し、計10回で０勝１敗、６失点、17奪三振。グリーンは１先発で１敗、５回５失点（自責点３）となっている。

　メッツの注目選手には今季８先発で５勝１敗、防御率2.06を記録しているノーラン・マクリーン投手を選び、「厄介なカーブボール」でドジャース打線を翻弄すると予想。さらに今季26日時点で打率.267、31本塁打、31盗塁、85打点、116得点でチームをけん引しているフランシスコ・リンドーア遊撃手も勝負所で頼りになる存在だと称賛した。

　ドジャースとの対戦成績で見ると、レッズは１勝５敗で特にドジャー・スタジアムでは全敗。メッツは４勝３敗とリードしており、ドジャー・スタジアムでは２勝２敗となっている。いずれかのチームの番狂わせはあるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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