ロサンゼルス・ドジャースとシンシナティ・レッズによるナショナル・リーグのワイルドカード・シリーズ（WCS）が、現地９月30日（日本時間10月１日）からドジャー・スタジアムで行なわれる。

　米スポーツメディア『ClutchPoints』は、この３試合制（２戦先勝で地区シリーズ進出）のWCSを展望。ドジャースは故障離脱していたマックス・マンシーが復帰し、さらにホームでのアドバンテージも確保しているため、レッズを下してナショナル・リーグ地区シリーズでフィラデルフィア・フィリーズと対戦すると予想した。
  　第１戦の先発はブレイク・スネル。同メディアは「スネルは過去２試合のレッズ戦で圧倒的な投球を見せてきた。特に2024年８月２日、サンフランシスコ・ジャイアンツ時代にはノーヒットノーランを達成。本領を発揮すれば、初戦でチームに極めて重要な勝利をもたらし、10月に向けて勢いを維持する機会を得るのは間違いない」と伝えている。

　続く第２戦は山本由伸が先発予定。山本は今季７月28日のレッズ戦で７回を投げ、被安打４、奪三振９、与四球２、１失点と好投し、勝利を収めている。第３戦の先発には大谷翔平が予定されているが、スネルと山本が連勝すれば登板は持ち越しに。その場合、大谷は地区シリーズ初戦に登板する見込みだ。

　今季のレギュラーシーズンでドジャースはレッズ相手に６試合で５勝１敗。合計スコアも30対15と力の差を示した。レッズは、エリー・デラクルーズ、ハンター・グリーン、アンドリュー・アボットら若手スターを擁し、レギュラーシーズン最終戦でワイルドカード最後の枠に滑り込むなど、勢いを持って乗り込んでくる。
　
　両軍の戦力差は明らかだが、短期決戦は一瞬の流れで結果が変わる。ドジャースが本拠地で自力を発揮できるか。

構成●THE DIGEST編集部

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