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MLB

アロンソ流出が濃厚なメッツ、“後継者”有力候補に村上宗隆 懸念点はポジション、適応力、ドジャース…米報道

THE DIGEST編集部

2025.10.03

メジャー移籍へ向けて今オフのポスティングを表明している村上。写真:産経新聞社

メジャー移籍へ向けて今オフのポスティングを表明している村上。写真:産経新聞社

 ニューヨーク・メッツは大型補強を敢行しワールドシリーズ制覇を目指した今季、その期待とは裏腹に、プレーオフ出場に届かず9月でシーズンを終えた。最終戦終了後、ピート・アロンソがオプトアウト権行使によりFA市場へと出る意向を表明。主軸の流出という事態が現実味を帯びる中、現地メディアを通して、すでにその穴を埋めるスラッガーの名前も挙げられている。

 今季38本塁打、7シーズンで264本のアーチを記録したアロンソが契約破棄の意思を示したことで、メッツは今オフも大物補強に動くことが予想される状況となった。来季こそ頂点に立つためにも、メッツ打線の新たな軸に据える存在として、日本人スラッガーへの期待が高まり続けている。
 
 メッツ専門サイト『Rising Apple』が10月1日の特集記事において、「この冬、メッツファンが覚えるべき名前――ムネタカ・ムラカミ」などと論じている。シーズン中から来季のメジャー挑戦が噂されていたヤクルトの村上宗隆を、FAとなる意思を示したアロンソの“後継者”候補に挙げた。

 今季、春先からのコンディション不良のため出遅れた村上は、本格復帰を果たした後半戦から本塁打を量産。7月末から現在までの期間で21本塁打を記録している。その動向は米球界関係者なども追いかけてきており、同メディアも、「シーズンが終わりに差しかかる中、わずか200打席余りで21本塁打を放ち、長打力を見せつけている。健康であれば、昨季の33本を軽く超えていただろう」と見通している。

 トピックでは、メッツ入団を見越した見解も記されており、「これまでのキャリアの大半は三塁手として送ってきた。しかしメッツは彼を一塁、あるいはDH以外で起用する気はないだろう」などとも説いている。

 また、左打者が多いメッツ打線に村上を加える点を懸念しており、さらに、「MLBへの適応は必ずしもスムーズにいくとは限らない」とも主張。それでも、村上の「圧倒的なパワー」が大きな魅力であるとして、「アロンソ抜きの日常もメッツにとって難しいものではないかもしれない」と期待を寄せる。

 メッツの村上獲得を望む同メディアは、「問題は彼が南カリフォルニアを好まないことを祈るしかない」と綴るなど、日本人選手が揃うロサンゼルス・ドジャース入りに警戒心を強めている。今季がNPB“最後”のシーズンとも報じられている村上をめぐる話題は、米国内でもここから本格的に加熱していくことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】昨夜も爆発! 今季54試合目の村上宗隆が22号ソロ
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