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最下位エンジェルス、ミナシアンGMの会見対応に現地メディアが辛辣見解「本質的な質問を回避するか、定型的な発言を繰り返すだけだ」

THE DIGEST編集部

2025.10.06

ミナシアンGMは来季も同職に留まるようだ。(C) Getty Images

ミナシアンGMは来季も同職に留まるようだ。(C) Getty Images

 メジャーリーグは10月に入りポストシーズンの戦いにファンの視線が集中する一方、先月までで戦いを終えた球団の来季への動きも伝えられている。2年連続ア・リーグ西地区最下位に終わったロサンゼルス・エンジェルスは現地時間10月4日、ペリー・ミナシアンGMが会見を行ない、来季のチーム体制について語った。

 今シーズン、エンジェルスは夏場まで勝率5割付近を維持し、上位への浮上も視野に捕えながら、後半戦に入りその勢いは失速。前年、球団史上ワーストの99敗から巻き返しを誓った今季だったが、終わってみれば72勝90敗と、数字の上での前進は殆ど見られなかった。シーズン途中から健康上の問題で休養していたロン・ワシントン監督はすでに退任が発表されており、来季は新指揮官の下で再出発となる。
 

 ミナシアンGMの会見でのコメントは、米国内各メディアが報じている。その中では、ミナシアンGM本人に対し、チームを先導する手腕を問う声も上がったようだ。

 米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では会見の詳細をレポート。すでに新監督候補として、球団OBでもあるアルバート・プホルス氏との交渉を進めているとの動きを報じている。また、ミナシアンGMの処遇について、「球団は2026年シーズンまで職に留まることを正式に認めた」などとも記している。

 ミナシアンGMは来季に向け、「このチームをどう良くしていくか、正しい監督を雇えるかを考えている」などとチーム再建への意気込みを力説。その中で記者団より挙がった、自身の評価を尋ねる質問に対しては、「自分のことは心配していない」などと返答。「自分自身のことを心配しているわけではなく、このチームを良くすることに集中している」との見通しを語ったという。

 こうしたコメントをはじめ、ミナシアンGMの対応が物議を醸し、米誌『The Athletic』は公式サイト上で会見の内容を強く非難。以下の見解を綴っている。

「ミナシアンとエンジェルスにとって、本質的な内容や反省、悔恨にまつわる質問には決して答えはない。ただ回避するか、定型的な発言を繰り返すだけだ。そして10年にわたる負け続きの後では、もはや誰もそれを信じていない」

 近年、数々のスター選手を抱えながらも、長い低迷から抜け出せないエンジェルス。新たなシーズンへと踏み出したチームには、どんな未来が待っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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