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「壊滅的な送球になる可能性のある球を…」フリーマンの“ワンバン処理”に米メディアが「英雄的プレー」と激賞!「36歳の彼はクールで落ち着き払って…」

THE DIGEST編集部

2025.10.07

フリーマンが9回に勝利を決定づける好守を見せた。(C) Getty Images

 現地10月6日に開催されたナ・リーグの地区シリーズ第2戦でロサンゼルス・ドジャースはフィラデルフィア・フィリーズと対戦。4-3で勝利し、同シリーズ2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。

「1番・DH」でスタメン入りした大谷翔平がタイムリーヒットを放ち、9回途中には佐々木朗希が抑え投手として試合を締めるなど、日本人選手が輝きを放った今試合。クライマックスのワンプレーで注目を集めたのが一塁手フレディ・フリーマンの好守だ。
 
 1点をリードの2死一、三塁で迎えた9回、マウンドに立ったばかりの佐々木が投じた2球目の直球にトレイ・ターナーは詰まらされ、セカンドゴロで難なく試合終了と思われたが、対応したトミー・エドマンがまさかの悪送球。それでもフリーマンが体勢を崩しながら、ワンバウンドした送球をキャッチしてアウトとなった。

 捕球できなければ同点に追いつかれていた場面で、チームを救ったフリーマンの好守を米メディア『Sports Illustrated』が次のように振り返る。

「ゴールドグローブの受賞者であるフリーマンは、勝利を確実にするために、壊滅的な悪送球となる可能性のある球を処理し、ゲームの明暗を分けた」

 さらに見事な活躍を披露したフリーマンをこう称えている。

「経験の浅い一塁手であれば苦労したかもしれないが、36歳の彼はクールで落ち着き払って、チームを救ってみせた。そのボールを後逸していたら、フィラデルフィアは得点ポジションのランナーがホームへ生還し、スコアをイーブンにしていただろう。ドジャースはフリーマンの英雄的なプレーで、そのような展開を避けられたのだ」

 シーズンを通じて打撃でも存在感を放ったフリーマンが、このゲームでは守備でチームの救世主となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】エドマンの送球がワンバンに… フリーマンの好守に「英雄的プレー」
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