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再三の拙攻に「代打イチローがほしい!」の声も…最後は劇的サヨナラ マリナーズが4時間58分の死闘を制し、24年ぶりの優勝決定シリーズ進出

THE DIGEST編集部

2025.10.11

最後はホルヘ・ポランコがサヨナラタイムリーで勝負を決めた。(C) Getty Images

 MLBア・リーグ地区シリーズ(ALDS)のシアトル・マリナーズ対デトロイト・タイガースは現地10月10日(日本時間11日)、シアトルのT-モバイル・パークで第5戦が行なわれている。試合は延長15回の末、マリナーズが3対2でサヨナラ勝ちで制し、ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)に駒を進めた。

 試合はマリナーズのジョージ・カービー、タイガースのタリク・スクーバルの好投でロースコアの展開に。2-2の同点で延長戦に突入した。延長では両チームともに再三得点圏にランナーを進めるものの決定打が生まれない。

 とりわけ、マリナーズは10回、12回、13回と二塁まで走者を進めながら、10回は3番のフリオ・ロドリゲスが凡退。12回、13回はいずれも併殺打でチャンスを逸した。これにはNHK BSで解説を務めた元西武監督の伊東勤氏も「相手のピッチャーが良かったというより、これは拙攻ですね」と指摘。ネット上でも中継の視聴者から「代打イチローがほしい!」「JP(クロフォード)のところでイチローでバントだろー」「マリナーズは打線にイチローが欲しいだろうな」「ああいう場面でイチローみたいなハイアベレージの選手欲しいよな」とマリナーズの日本人レジェンドの名前も上がった。

 しかし、マリナーズがついに決着をつける。15回、1死満塁でここまで6打席ノーヒットの4番ホルヘ・ポランコが一、二塁間を破る劇的なサヨナラ適時打。4時間58分の死闘にピリオドを打った。マリナーズは24年ぶりのALCS進出となった。

 ALCSは、トロント・ブルージェイズ対シアトル・マリナーズのカードに決まり、第1戦は現地12日(日本時間13日)、カナダ・トロントのロジャース・センターで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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