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なぜ大谷翔平は地区S1安打9三振、打率.056の打撃不振に陥ったのか 米記者が指摘する復活のカギは“左腕攻略”

THE DIGEST編集部

2025.10.12

地区Sは打率.056と大不振だった大谷。復調なるか。(C)Getty Images

 現地10月11日、ナ・リーグのチャンピオンシップシリーズ進出をかけた地区シリーズ第5戦が行なわれ、ミルウォーキー・ブルワーズがシカゴ・カブスを3対1で下し、7年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。これにより、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でブルワーズとの対戦が決まった。

 フィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズを3勝1敗で制し、2年連続リーグ優勝決定シリーズ進出を果たしたドジャース。ただ気がかりなのは、同シリーズ18打数1安打で打率.056と大不振だった大谷翔平の状態だ。米カリフォルニア州の日刊紙『Orange County Register』のビル・ブランケット記者も、その点を気にしているようだ。

 同氏は11日に配信した記事のなかで「ショウヘイ・オオタニは地区シリーズで左腕との対戦が続き、フィリーズとのカード4試合で18打数1安打、9三振という散々な結果に終わった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、チームがワールドシリーズに進出するためには、オオタニがもっと良くなる必要があると発破をかけている」と報じた。
 
 確かに今ポストシーズン、大谷は左腕を苦手にしている。これまで6人の左投手に対し、17打数1安打9三振とまったく対応できずに終わっている。詳細な内訳をみると、下記の通りになる。

■フィラデルフィア・フィリーズとの対左腕投手
クリストファー・サンチェス=6打数無安打4三振
ヘスス・ルザード=4打数無安打2三振
マット・ストラーム=2打数1安打1打点1三振
レンジャー・スアレス=3打数無安打1三振
タナー・バンクス=1打数無安打

■シンシナティ・レッズとの対左腕投手
ブレント・スーター=1打数無安打1三振
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「ショウヘイには地区シリーズを少し反省してほしい」