楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。ミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第2戦で好投したロサンゼルス・ドジャースの山本由伸を称賛した。
ドジャースが先勝して迎えた第2戦のマウンドに上がった山本は初回、先頭打者のジャクソン・チューリオに初球を本塁打されたが、それ以降は立ち直り、相手打線に付け入る隙を見せない。結局9回を111球で完投し、3安打7奪三振1四球1失点で勝利投手になった。
ブルワーズ戦を振り返った大久保氏は、右腕の見事なピッチングがこの試合で最も印象的だったと振り返っており、初球の被弾からメンタルを立て直した点をまず称えている。
「初球をバコーンとホームラン打たれた。動揺しない人は、いないですよね。よく解説者の人が『スーッと投げましたね』と言う球。これは、初球にはありえないです。慎重に、慎重に、慎重に重ねて初球トップバッターに対し、どういう球を投げるのか。一番大事にするボールです。低めのいい高さで長打になかなかなりにくいところ(に投じた一球)をホームランにされた。これは、誰でもびっくりしますよね」
「山本投手、その後が凄いですよ。落ち着いてね。なんか、もうコーヒーでも飲んでいますかって。喫茶店で、慌ててコーヒーを飲む人はいないじゃないですか。何かのんびり、雑誌を読みながらとか、携帯いじりながら(という感じ)。この人は、どういう心でいるんだろう。どういう心境でいるんだろうって」
そして、「ものすごい実力のある人間たちが、トップ・オブ・トップのなかで集まって、そのなかでどうやって成績を出してくるのかというと、やっぱり落ち着いている」と続けた。
また、大久保氏は自身が読売ジャイアンツでコーチを務めていた2023年、当時はオリックス・バファローズでプレーしていた山本と対戦していたときを回想。「ワンチャンスありそうだと思っていたら、ピシャッとやられた。持っているものが凄かった」と、山本の能力の高さに脱帽した。
続いて技術的な部分について、大久保氏は腕の角度について言及する。
「(178センチと投手としては小柄な部類)そんなに上に見えない。でも、我々からすると、だいぶ上から投げている状態に見えるんですよ。山本投手の武器は、真っ直ぐです。プロのピッチャーは皆、高めは強いです。低めに強い球を投げられるかというと、なかなかホップしてくる球を投げる人はいない」
「山本投手の真っ直ぐは、低めに行きながら浮上して飛行機が離陸するんじゃないかっていうような球です。バッターは、低めにいってるのに球がグーッと浮いてくる、バットがボールの下を通る感じです。だから接点がありそうでない」
さらにカーブについては「基本は"見せ球"です。タイミングをズラす"見せ球"でありながら、山本投手の場合は、角度のあるカーブが勝負球にもなる。カウント球にもなる。こんなにすごい球はないですよね」
スプリットの質も高く評価しており、「山本投手の最大の武器は、カーブも、真っ直ぐも、カットも、スプリットも、全部同じ腕の振り。バッターからすると、全部同じ球が来ているのに『うわ、カーブだ。わ、落ちた』。こういうことですよね」と、唯一無二の投球フォームから投じられる多彩な変化球の質に賛辞を続けた。
最後に「9イニングを投げ切った。中継ぎの投手はゆっくり休めて、翌日はゲームがないですから、最高の状態で3戦目を迎えられる。しかもホーム。やってくれた山本投手、見事でした。誇らしかったです」とまとめた。
山本の好投でNLCS2連勝を飾ったドジャースは、現地16日(日本時間17日)にブルワーズとの第3戦に臨む。3連勝で、2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけられるか注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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【動画】デーブ大久保がドジャースのブルワーズ第2戦を解説!
ドジャースが先勝して迎えた第2戦のマウンドに上がった山本は初回、先頭打者のジャクソン・チューリオに初球を本塁打されたが、それ以降は立ち直り、相手打線に付け入る隙を見せない。結局9回を111球で完投し、3安打7奪三振1四球1失点で勝利投手になった。
ブルワーズ戦を振り返った大久保氏は、右腕の見事なピッチングがこの試合で最も印象的だったと振り返っており、初球の被弾からメンタルを立て直した点をまず称えている。
「初球をバコーンとホームラン打たれた。動揺しない人は、いないですよね。よく解説者の人が『スーッと投げましたね』と言う球。これは、初球にはありえないです。慎重に、慎重に、慎重に重ねて初球トップバッターに対し、どういう球を投げるのか。一番大事にするボールです。低めのいい高さで長打になかなかなりにくいところ(に投じた一球)をホームランにされた。これは、誰でもびっくりしますよね」
「山本投手、その後が凄いですよ。落ち着いてね。なんか、もうコーヒーでも飲んでいますかって。喫茶店で、慌ててコーヒーを飲む人はいないじゃないですか。何かのんびり、雑誌を読みながらとか、携帯いじりながら(という感じ)。この人は、どういう心でいるんだろう。どういう心境でいるんだろうって」
そして、「ものすごい実力のある人間たちが、トップ・オブ・トップのなかで集まって、そのなかでどうやって成績を出してくるのかというと、やっぱり落ち着いている」と続けた。
また、大久保氏は自身が読売ジャイアンツでコーチを務めていた2023年、当時はオリックス・バファローズでプレーしていた山本と対戦していたときを回想。「ワンチャンスありそうだと思っていたら、ピシャッとやられた。持っているものが凄かった」と、山本の能力の高さに脱帽した。
続いて技術的な部分について、大久保氏は腕の角度について言及する。
「(178センチと投手としては小柄な部類)そんなに上に見えない。でも、我々からすると、だいぶ上から投げている状態に見えるんですよ。山本投手の武器は、真っ直ぐです。プロのピッチャーは皆、高めは強いです。低めに強い球を投げられるかというと、なかなかホップしてくる球を投げる人はいない」
「山本投手の真っ直ぐは、低めに行きながら浮上して飛行機が離陸するんじゃないかっていうような球です。バッターは、低めにいってるのに球がグーッと浮いてくる、バットがボールの下を通る感じです。だから接点がありそうでない」
さらにカーブについては「基本は"見せ球"です。タイミングをズラす"見せ球"でありながら、山本投手の場合は、角度のあるカーブが勝負球にもなる。カウント球にもなる。こんなにすごい球はないですよね」
スプリットの質も高く評価しており、「山本投手の最大の武器は、カーブも、真っ直ぐも、カットも、スプリットも、全部同じ腕の振り。バッターからすると、全部同じ球が来ているのに『うわ、カーブだ。わ、落ちた』。こういうことですよね」と、唯一無二の投球フォームから投じられる多彩な変化球の質に賛辞を続けた。
最後に「9イニングを投げ切った。中継ぎの投手はゆっくり休めて、翌日はゲームがないですから、最高の状態で3戦目を迎えられる。しかもホーム。やってくれた山本投手、見事でした。誇らしかったです」とまとめた。
山本の好投でNLCS2連勝を飾ったドジャースは、現地16日(日本時間17日)にブルワーズとの第3戦に臨む。3連勝で、2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけられるか注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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