いよいよ日本時間10月25日に幕を開けるMLBワールドシリーズ(WS)。今年は32年ぶりにア・リーグを制したトロント・ブルージェイズと、連覇を狙うロサンゼルス・ドジャースが激突する。
開幕を直前に控え、カナダ・トロントを拠点とする日刊紙『The Score』は、「ドジャース投手陣対ブルージェイズ最強打線」と銘打った特集記事を配信。シリーズの注目ポイントを列挙しながら、それぞれの特徴を次のように掘り下げている。
ポストシーズンを通して、まずドジャースは先発陣の安定感が際立っている。シリーズ1、2戦の先発投手がすでに発表されており、ドジャースはブレイク・スネル、山本由伸の順で登板する。2投手以外では、今ポストシーズンでタイラー・グラスノー、大谷翔平が軒並み高いクオリティの投球を披露。盤石の安定感で付け入る隙を与えていない。
また、佐々木朗希が守護神として抜てきされた救援陣は試合終盤の要所を抑え、接戦を勝ち切る原動力となっている。
相対する形のブルージェイズは、レギュラーシーズンのチーム打率は.265でメジャートップを誇る。チームの主軸である主砲ブラディミール・ゲレーロJr.はポストシーズン最多6本塁打、打率も.442と期待通りの働きを見せる。同じく打率4割超えのアーニー・クレメント、4本塁打をマークするベテランのジョージ・スプリンガーなど一発を秘める強打者が打線に並ぶ。それに加え、負傷で約1か月半戦列を離れていたリーグ打率2位(.3110)ボー・ビシェットの復帰にメドが立ち、破壊力ある打線がさらに厚みを増した。
両軍が誇る好調の投手と打者がぶつかり合う構図ではあるものの、同メディアはブルージェイズ打線の“粘り”が勝負を左右するものと予想している。ドジャース投手陣については「今季奪三振率(K/9)がMLBトップの9.4」と説く一方で、「ブルージェイズは粘り強さでは球界屈指。チームの三振率が17.8%とメジャーで最も低い」「このポストシーズンでのゲレーロJr.はわずか3三振しか喫していない」などと説明。ブルージェイズ有利のデータを強調する。
また、「相手に球数を投げさせ、簡単に倒れないのがブルージェイズ打撃陣の特徴だ。チームは2ストライク時のOPSで2位(.562)、三振数もメジャーで2番目に少ない(1,099)」と紹介。長打力が売りであるチームの意外なポイントを力説している。
反対に、早い勝負を仕掛ける傾向にあるとするドジャース投手陣とのマッチアップについては関心を膨らませながら、「トロントの打線はロサンゼルスと比べてスター選手に欠けるかもしれない。だがその分バランスと層の厚み、粘り強さで補っている」と主張。そのうえで、「ブルージェイズは今ポストシーズンで、すでにニューヨーク・ヤンキースとシアトル・マリナーズの豪華投手陣を消耗させてきた。両極端の戦いが交わったとき、はたして何が起きるのか。その瞬間は見逃せない」とし、全くカラーの違う最強の「矛盾対決」に期待を寄せている。
強力投手陣を擁する昨季王者に対し、1993年以来の世界一奪還を狙うブルージェイズは攻略できるのか。メジャー頂上決戦は、まさに大きな見どころとなる。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「エアコンが故障したままだった」菊池雄星の要望をエ軍GMが“ガン無視”? 米記者の一問一答が波紋「選手を大切にしなさい」「なぜもっと強く言い返さない?」
開幕を直前に控え、カナダ・トロントを拠点とする日刊紙『The Score』は、「ドジャース投手陣対ブルージェイズ最強打線」と銘打った特集記事を配信。シリーズの注目ポイントを列挙しながら、それぞれの特徴を次のように掘り下げている。
ポストシーズンを通して、まずドジャースは先発陣の安定感が際立っている。シリーズ1、2戦の先発投手がすでに発表されており、ドジャースはブレイク・スネル、山本由伸の順で登板する。2投手以外では、今ポストシーズンでタイラー・グラスノー、大谷翔平が軒並み高いクオリティの投球を披露。盤石の安定感で付け入る隙を与えていない。
また、佐々木朗希が守護神として抜てきされた救援陣は試合終盤の要所を抑え、接戦を勝ち切る原動力となっている。
相対する形のブルージェイズは、レギュラーシーズンのチーム打率は.265でメジャートップを誇る。チームの主軸である主砲ブラディミール・ゲレーロJr.はポストシーズン最多6本塁打、打率も.442と期待通りの働きを見せる。同じく打率4割超えのアーニー・クレメント、4本塁打をマークするベテランのジョージ・スプリンガーなど一発を秘める強打者が打線に並ぶ。それに加え、負傷で約1か月半戦列を離れていたリーグ打率2位(.3110)ボー・ビシェットの復帰にメドが立ち、破壊力ある打線がさらに厚みを増した。
両軍が誇る好調の投手と打者がぶつかり合う構図ではあるものの、同メディアはブルージェイズ打線の“粘り”が勝負を左右するものと予想している。ドジャース投手陣については「今季奪三振率(K/9)がMLBトップの9.4」と説く一方で、「ブルージェイズは粘り強さでは球界屈指。チームの三振率が17.8%とメジャーで最も低い」「このポストシーズンでのゲレーロJr.はわずか3三振しか喫していない」などと説明。ブルージェイズ有利のデータを強調する。
また、「相手に球数を投げさせ、簡単に倒れないのがブルージェイズ打撃陣の特徴だ。チームは2ストライク時のOPSで2位(.562)、三振数もメジャーで2番目に少ない(1,099)」と紹介。長打力が売りであるチームの意外なポイントを力説している。
反対に、早い勝負を仕掛ける傾向にあるとするドジャース投手陣とのマッチアップについては関心を膨らませながら、「トロントの打線はロサンゼルスと比べてスター選手に欠けるかもしれない。だがその分バランスと層の厚み、粘り強さで補っている」と主張。そのうえで、「ブルージェイズは今ポストシーズンで、すでにニューヨーク・ヤンキースとシアトル・マリナーズの豪華投手陣を消耗させてきた。両極端の戦いが交わったとき、はたして何が起きるのか。その瞬間は見逃せない」とし、全くカラーの違う最強の「矛盾対決」に期待を寄せている。
強力投手陣を擁する昨季王者に対し、1993年以来の世界一奪還を狙うブルージェイズは攻略できるのか。メジャー頂上決戦は、まさに大きな見どころとなる。
構成●THE DIGEST編集部
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