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MLBデビュー以来、7シーズン連続PS出場のスミス「ドジャースほどコミットしたチームはない」勝負強さでWSをけん引

THE DIGEST編集部

2025.10.27

WS第2戦で7回に勝ち越しソロ本塁打を放ったスミス。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのウィル・スミスは、2019年のMLBデビュー以来、7シーズン連続でポストシーズン(PS)出場を果たしている。

 現地10月26日、地元メディア『Dodger Blue』によると、スミスはドジャースでプレーした全シーズンPSを経験しており、「毎年プレーできる環境に身を置けて幸運だ」とコメント。「ドジャースほど毎年ワールドシリーズ制覇にコミットしているチームはない。私はそれに関わりたいし、その挑戦も目標も大好きだ」と話し、自身のモチベーションの源であると強調した。
 
 今年は現地9月3日のピッツバーグ・パイレーツ戦で捕球時にファウルチップが右手に当たり、右手打撲で負傷者リスト入り。PSに間に合うか危ぶまれたものの、9月下旬に復帰した。ナショナル・リーグのワイルドカードシリーズ(シンシナティ・レッズ戦)には出場しなかったが、それ以降は10試合(うち8試合先発)に出場している。

 今プレーオフのスミスの成績は、10試合で35打数11安打、1本塁打、6打点、打率.314、出塁率.400、OPS.800と安定した数字を残しており、大舞台での強さを示している。

 トロント・ブルージェイズとのWS第2戦では1対1の同点で迎えた7回、1死走者なしの場面でレフトスタンドに飛び込む勝ち越し本塁打を放ち、2対1と逆転に成功。その後ドジャースは追加点を重ね、5対1で勝利。同シリーズの対戦成績をタイに戻した。

 怪我からの復帰を経て、スミスがWSで果たす役割の大きさが改めて浮き彫りになり、チームの連覇に向けた存在感が一層際立った。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】スミス、レフトスタンドに叩き込み勝ち越し本塁打
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