セントルイス・カーディナルス専門メディア『Redbird Rants』が10月22日、「オフシーズンに狙うべきワールドシリーズ出場のフリーエージェント」と題した記事で、ロサンゼルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズに所属する補強候補３選手をピックアップ。ドジャースのミゲル・ロハス、アレックス・ベシア、ブルージェイズのマックス・シャーザーの名前を挙げた。

　ロハスについては、「23歳の正遊撃手メイシン・ウィンが右膝半月板を損傷。2026年のスプリングトレーニングには復帰できると言われているとはいえ、控え遊撃手の必要性が高まっている。同じく23歳のトーマス・サジェイシー、JJ・ウェザーホルトが控えになる予想もあるが、オフの移籍市場次第では退団する可能性もある。もし補強で補うとするなら、ロハスが最適な補強になるだろう」と記載。来年２月で37歳になるベテランユーティリティーの必要性を訴えた。

　これを受けて、米誌『Sports Illustrated』でカーディナルスを担当するザック・プレスネル記者が10月26日の記事で言及。「カーディナルスはドジャースのベテラン選手の獲得を促されている。たしかに今オフ、チームは補強する必要がある」として、ロハスの移籍の噂を歓迎した。

  「限られた役割のドジャースで堅実な数字を残している。25年は290打数で打率.262、出塁率.318、長打率.397、７本塁打、OPS+100の好成績。とくに左投手に強く、守備面は常に優秀で、リーダーシップは球界全体で高く評価されている。チームに新たに加える選手としてロハスは最適なユーティリティーだ。再建を目指すカーディナルスが、１年か２年契約で獲得する可能性はある」

　ロハスは10月９日、３勝１敗でフィラデルフィア・フィリーズを退けた地区シリーズ第４戦終了後、26年シーズン限りでの引退を突如として発表した。ただ、ドジャースとの契約は25年シーズン限りとなっている。はたして今オフにドジャースと再契約するのか、もしくは別の球団に移籍するのか。その去就には大きな注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部


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