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「僕、涙が出てきそうになって...」山本由伸、中1日登板の“覚悟”にWS制覇2度の日本人が感動「真のメジャーリーガーになった」

THE DIGEST編集部

2025.10.28

試合後に山本(中央)の献身性を称える大谷、佐々木ら。(C) Getty Images

試合後に山本(中央)の献身性を称える大谷、佐々木ら。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地10月27日、本拠地でのワールドシリーズ第3戦、トロント・ブルージェイズ戦に臨み、延長18回に突入する死闘を6対5で制した。この試合の17回途中からは、2日前の第2戦で完投勝利を挙げた山本由伸がブルペンで肩を作るシーンがあり、その献身性を中継解説者も称賛した。
 
 試合は5-5で延長に突入すると、両軍投手陣が互いに踏ん張り、17回まで同点のまま。すると、この回を終えたタイミングで山本がブルペンへ向かう。ドジャースはブルペン投手を使い果たしており、山本の中1日での強行登板があるのかと球場全体が騒然に。18回表には、10番手のウィル・クラインが2死二、三塁のピンチを迎え、ダグアウトもブルペンに連絡を取る様子も見られた。

 山本のピッチング練習のペースも上がるなか、クラインはなんとか18回表をゼロで切り抜ける。すると、その裏のドジャースの攻撃で先頭のフレディ・フリーマンが試合にけりを着ける劇的なサヨナラアーチ。ドジャー・スタジアムが歓喜に沸く中、登板の準備を続けた山本にはチームメイトやデーブ・ロバーツ監督らが熱いハグとともに感謝の意を表した。

 メジャーリーガー時代に2度の世界一を経験し、『NHK-BS』で解説を務めた田口壮氏は、「みんなブルペンを見てますから。第2戦であれだけしっかり投げてチームを勝たせた選手を、行かせるわけにはいかない、投げさせるわけにはいかに、という思いがあったと思うんですよね」とドジャースの選手たちの思いを代弁。完投後中1日でマウンドへ行く覚悟を見せた山本には、「あれを見て、僕、涙が出てきそうになって。献身性が凄いですよね。真のメジャーリーガーになったという感じがします」と感嘆の言葉を吐露した。

 ワールドシリーズは、ドジャースが2勝1敗と一歩先んじ、第4戦では大谷翔平が先発登板の予定となっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ブルペンから駆け付けた山本由伸を大谷&佐々木がハグで称賛!
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