6時間を超える総力戦を制し、通算成績を2勝1敗とした。
現地10月27日、ワールドシリーズ第3戦でロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズと対戦。試合は5対5のまま延長戦に突入すると、両チームともにゼロ行進が続く。最後は18回裏にフレディ・フリーマンが豪快なソロ本塁打を叩き込み、ドジャースが6対5のサヨナラ勝ちで死闘に終止符を打った。
ワールドシリーズの歴史上で2番目に長い6時間39分。両チームともにブルペン陣がフル稼働するなか、野手も代打や代走、守備固めなどでどんどん駆り出されていく。まさに究極の人海戦術が交差するなかで、ドジャースはかろうじて白星を掴んだのだ。
その一方で、またしてもお呼びがかからなかったのが、セカンドとセンターをこなすキム・ヘソンだ。ここまでポストシーズンのすべてのシリーズでロースター登録を果たしているが、出場はフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦での一度きり。ピンチランナーとして登場してサヨナラ勝ちのホームを踏んだあの一度だけなのである。
ワールドシリーズでの活躍を期待する韓国メディアにしてみれば、やきもきする日々が続いている。全国紙『スポーツ朝鮮』は「今回はキム・ヘソンにとって出場の大チャンスだった。試合は6時間39分の長丁場であり、延長18回という総力戦で、投手は入れ替わり立ち代わり登板し、野手も勝負どころで代打や代走に惜しみなく起用された」と切り出し、「それでもまた出番は訪れなかった。衝撃的な結末である」とうなだれた。
同紙は「とりわけ失望が大きかったのは、13回裏の場面だ」と説明。先頭打者のトミー・エドマンが二塁打を放ち、一打サヨナラの絶好機だ。ここでデイブ・ロバーツ監督はキケ・エルナンデスに代えてミゲル・ロハスを代打に送る。ロハスは難なく送りバントを決めて、エドマンは三塁へと進塁した。同紙は「メジャーリーグでバントは稀だ。練習する選手も少なく、安全に犠牲バントを決められる者はほとんどいない。キム・ヘソンはまさにその適任者だった。ロバーツ監督も彼が幼少期から数え切れないほどバントを練習してきたことを知っていたはずだが、なんとロハスを選んだのである」と嘆く。
さらに、「その後ロハスがセカンドに入り、怪我の影響で外野の守備についてこなかったエドマンがセンターに回った。守備力も走力もキム・ヘソンのほうがロハスより上のはずだ。こうなると、もはや監督はどんな状況でもキム・ヘソンを使う気がないとしか思えない。ワールドシリーズの舞台に立つ彼をぜひとも観たいが、フィリーズ戦の代走が最後で、もう彼のプレーは見られないのかもしれない」と元気がなく、やや諦めモードだ。
同じく韓国メディアの『Xports News』も歯切れが悪い。「キム・ヘソンはロバーツ監督の信頼を失っている。ワールドシリーズのロースターには代走要員として残ったものの、彼は延長18回の死闘でも起用されなかった」と事実に触れつつ、「ロハスやマックス・マンシーなど走塁面で俊足とは言えない内野手が出場を続けた。それでもキムに代走の出番は巡ってこなかったのだ。どうやら打撃不振のアンディ・パヘスを先発から外す考えも監督にはないらしい。はたしてキム・ヘソンが自身初のワールドシリーズで、一度でもフィールドに立つことができるのか。その可能性はますます低くなっている」と、悲観的な見解を示した。
構成●THE DIGEST編集部
      
      
            
                  
    
      
                          
                  
                
            
            現地10月27日、ワールドシリーズ第3戦でロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズと対戦。試合は5対5のまま延長戦に突入すると、両チームともにゼロ行進が続く。最後は18回裏にフレディ・フリーマンが豪快なソロ本塁打を叩き込み、ドジャースが6対5のサヨナラ勝ちで死闘に終止符を打った。
ワールドシリーズの歴史上で2番目に長い6時間39分。両チームともにブルペン陣がフル稼働するなか、野手も代打や代走、守備固めなどでどんどん駆り出されていく。まさに究極の人海戦術が交差するなかで、ドジャースはかろうじて白星を掴んだのだ。
その一方で、またしてもお呼びがかからなかったのが、セカンドとセンターをこなすキム・ヘソンだ。ここまでポストシーズンのすべてのシリーズでロースター登録を果たしているが、出場はフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦での一度きり。ピンチランナーとして登場してサヨナラ勝ちのホームを踏んだあの一度だけなのである。
ワールドシリーズでの活躍を期待する韓国メディアにしてみれば、やきもきする日々が続いている。全国紙『スポーツ朝鮮』は「今回はキム・ヘソンにとって出場の大チャンスだった。試合は6時間39分の長丁場であり、延長18回という総力戦で、投手は入れ替わり立ち代わり登板し、野手も勝負どころで代打や代走に惜しみなく起用された」と切り出し、「それでもまた出番は訪れなかった。衝撃的な結末である」とうなだれた。
同紙は「とりわけ失望が大きかったのは、13回裏の場面だ」と説明。先頭打者のトミー・エドマンが二塁打を放ち、一打サヨナラの絶好機だ。ここでデイブ・ロバーツ監督はキケ・エルナンデスに代えてミゲル・ロハスを代打に送る。ロハスは難なく送りバントを決めて、エドマンは三塁へと進塁した。同紙は「メジャーリーグでバントは稀だ。練習する選手も少なく、安全に犠牲バントを決められる者はほとんどいない。キム・ヘソンはまさにその適任者だった。ロバーツ監督も彼が幼少期から数え切れないほどバントを練習してきたことを知っていたはずだが、なんとロハスを選んだのである」と嘆く。
さらに、「その後ロハスがセカンドに入り、怪我の影響で外野の守備についてこなかったエドマンがセンターに回った。守備力も走力もキム・ヘソンのほうがロハスより上のはずだ。こうなると、もはや監督はどんな状況でもキム・ヘソンを使う気がないとしか思えない。ワールドシリーズの舞台に立つ彼をぜひとも観たいが、フィリーズ戦の代走が最後で、もう彼のプレーは見られないのかもしれない」と元気がなく、やや諦めモードだ。
同じく韓国メディアの『Xports News』も歯切れが悪い。「キム・ヘソンはロバーツ監督の信頼を失っている。ワールドシリーズのロースターには代走要員として残ったものの、彼は延長18回の死闘でも起用されなかった」と事実に触れつつ、「ロハスやマックス・マンシーなど走塁面で俊足とは言えない内野手が出場を続けた。それでもキムに代走の出番は巡ってこなかったのだ。どうやら打撃不振のアンディ・パヘスを先発から外す考えも監督にはないらしい。はたしてキム・ヘソンが自身初のワールドシリーズで、一度でもフィールドに立つことができるのか。その可能性はますます低くなっている」と、悲観的な見解を示した。
構成●THE DIGEST編集部
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