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「ステーキの塊を食べてましたよ!」6時間39分死闘、ド軍ベンチで創出された“異様な光景”に古舘伊知郎が仰天!「いやいや、何回も見返した」

THE DIGEST編集部

2025.10.30

第3戦のサヨナラ勝ちに歓喜するドジャースの選手たち。6時間39分のドラマにあって、さまざまな名・珍場面が生まれた。(C)Getty Images

 現地10月28日、ロサンゼルス・ドジャースはワールドシリーズ第4戦に臨み、本拠地でトロント・ブルージェイズと対戦した。大谷翔平が二刀流先発でマウンドに立って力投をみせたが、打線の援護が乏しく、リリーフ陣も打ち込まれて2対6の敗戦。通算成績を2勝2敗としている。

 CBCテレビ(TBS系列)の情報番組「ゴゴスマ」は第4戦の模様を一大特集。そのなかで、フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が第3戦での"珍場面"に驚愕したことを明かした。第3戦は5対5のまま延長戦に突入し、なんと18回にまで及んだ歴史的一戦。ワールドシリーズ史上2番目に長い6時間39分に達し、18回裏にフレディ・フリーマンのサヨナラ本塁打でドジャースが競り勝った。

 投手陣も野手陣もフル稼働で、まさに総力戦。テレビのライブ映像ではダグアウトで間食を取る両チームの選手たちの姿が映し出され、思い思いにフルーツやバナナなどで栄養補給していた。古舘氏はその場面に触れ、「あの大延長戦で、ドジャースの選手がベンチでステーキを食べてましたよ。手づかみで。ある程度の塊の骨なしのステーキを、しっかりモグモグタイムで頬張ってるんですよ」と言及した。

 炭水化物や糖分の補給ではなく、牛肉を食べていた事実に仰天。そこで、リモート出演していた解説者のデーブ大久保氏に「肉に驚いたんですけど、どれくらい人それぞれで対応してるんでしょうか?」と質問する。大久保氏は「日本ではなかなかステーキを置いてるケースはないですね。ベンチ裏にはおにぎりとかサンドウィッチとか炭水化物系を置いてくれてますけどね。ただ、お肉を食べるってのはなかなか聞かないですよねぇ」と目を丸くしていた。

 古舘氏はすかさず「そう、だからびっくりした」とコメント。司会進行の石井亮次氏が「見間違いではなく?」と問いただすと、「いやいや、何回も見返した。明らかにステーキなんですよ!」と念を押してスタジオの笑いを誘った。
 
 実際にダグアウト最前列でステーキを素手で掴み、かじりついていたのは、リリーフ陣のジャック・ドレイヤー投手だ。この日は5番手として8回表に登板。0回1/3を投げてゼロ点に抑えてお役御免となっていた。ドレイヤーは現地メディアの取材に応え、「降板したあとも、まだ試合はまるまる1試合残ってたね。ベンチにいた他の連中と一緒に、どうやったら打線を勢いづけられるかあれこれ考えてたんだ。途中でステーキも食べたけどね」と明かしている。

 米SNS上では、ダグアウトでドレイヤーが食していたのは、ワールドシリーズ限定でドジャー・スタジアムのコンコースで販売されている「トマホーク・ステーキ」ではないかとの指摘が相次いだ。巨大な骨に巨大なステーキがついたド迫力の逸品で、価格は150ドル(約2万3000円)。ひょっとしたら腹ペコのドレイヤーはその「トマホーク・ステーキ」を所望したのかもしれない。

 ちなみに『ゴゴスマ』ではその後、ブルージェイス側が試合中にUber Eatsにフルーツの配達を注文し、ジョン・シュナイダー監督が「栄養士のユカ(日本人の讃井友香さん)のグレイトジョブだったよ」と称えたサイドストーリーも紹介していた。

構成●THE DIGEST編集部