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22歳新人右腕がWS史上初“12奪三振&0与四球”でドジャース打線を翻弄 23空振りもWS最多、5回までに10Kを同一PSで達成も史上初

THE DIGEST編集部

2025.10.30

12奪三振をマークしながら四球を1つも与えなかったイェサベージ。(C) Getty Images

12奪三振をマークしながら四球を1つも与えなかったイェサベージ。(C) Getty Images

 トロント・ブルージェイズはロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズ(WS)第5戦に6-1で快勝。この勝利に大きく貢献したのが先発登板したトレイ・イェサベージだ。22歳の新人右腕は7回1失点、3安打12奪三振、無四球、1死球とハイクオリティスタートをマークし、第1戦に続きチームを勝利に導いた。

 特に際立ったのは奪三振数と与四球数だ。今季ポストシーズンでは3登板とスモールサンプルながら、14イニングで16奪三振(奪三振率10.29)を挙げながら7つの四球を与えており、WS第1戦でも4回5奪三振3与四球。これまでは三振は取れるものの、四球も与える、という特徴の投手だった。

 しかし今回の登板では12奪三振を挙げながら、与四球はなんとゼロ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、WSで無四球の投手が記録した奪三振数で歴代1位になったという。
 
 また、同記者はその空振り数にも注目。今回イェサベージが奪った23球の空振りはピッチトラッキングが導入された2008年以降のWSで最多だという。そのほとんどがスライダーとスプリットで、ドジャース打線9人全員から三振を奪う大きな武器となった。

 そして同記者によると、ポストシーズンの複数の試合で5回までに10奪三振以上を記録したのは過去にゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)のみ。同一シーズンでの達成はイェサベージが初だという。5日の地区シリーズ第2戦ヤンキース戦で5回1/3で11奪三振を記録している。

 新人投手の史上屈指とも言えるパフォーマンスで、シリーズ3勝2敗と王手をかけたブルージェイズがこのまま世界一に輝くか。運命の第6戦は日本時間11月1日午前9時プレーボールだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】22歳ルーキー右腕がスター軍団を手玉に 全12奪三振を37秒で!
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