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ドジャース打線は勝負弱い? シーズン中の打撃力が出せない現状に、ロバーツ監督が打順変更も示唆「もし相手が長打を許してくれないなら...」

THE DIGEST編集部

2025.10.31

今シリーズ特に打撃が不調なベッツ(左)とパヘス(中央)。正念場を迎えたチームを救えるか。(C) Getty Images

今シリーズ特に打撃が不調なベッツ(左)とパヘス(中央)。正念場を迎えたチームを救えるか。(C) Getty Images

 球界屈指の強力打線の真価が問われている。

 ロサンゼルス・ドジャースが現地10月29日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第5戦に1-6で敗北。先発左腕ブレイク・スネルが初回に先頭打者から2者連続ホームランを浴びる衝撃の立ち上がりとなり、6回2/3で5失点と厳しい結果となった。

 またこの試合、打撃陣もブルージェイズ先発トレイ・イェサベージの前に大苦戦。7回を投げた22歳新人右腕に対してわずか3安打で得点もキケ・ヘルナンデスのソロホームランの1点のみ。打線全9人が三振を喫して計12三振。2番手以降からも2イニングで1安打と1四球、3三振と歯が立たなかった。

 ドジャースは今季レギュラーシーズン(RS)では1試合平均5.0得点(MLB2位)、チーム打率.253(同6位)を誇っていたものの、今WSでは3.6得点、チーム打率.201に低迷。一方のブルージェイズは今季RSで平均4.9得点(同4位)、チーム打率.265(同1位)と屈指の打撃力を誇るチームであり、WSでも平均5.8得点、チーム打率.261と同等かそれ以上の結果を残している(データ分析サイト『FanGraphs』より)。
 
 ドジャース専門メディア『Dodger Blue』によると、延長18回の激戦を制した後の直近2試合は打撃不振がさらに深刻化。61打数10安打でチーム打率.163、得点圏に走者を置いた状況では6打数で無安打。計3得点に終わっている。

 ブルージェイズ投手陣の好投を許している現状にデーブ・ロバーツ監督は同メディアらに対して、「もし相手が長打を許してくれないなら、打順を少し変える必要がある」とラインナップ変更の可能性を示唆。実際に第5戦では、特に調子が上がっていなかったアンディ・パヘスをベンチ起用、ムーキー・ベッツの打順を落とすなど策を講じたものの、効果は表れなかった。

 特に今シリーズ23打数3安打と絶不調なムーキー・ベッツには批判の声が集中しているなか、ロバーツ監督は「(ベッツに)少し不安な気持ちがあるのは分かる。でも、苦戦は初めてじゃないし、敗退の危機に直面するのも初めてじゃない」と元MVPへの信頼感を示した。

 そして「ムーキーだけの問題じゃない。全員が自分の役割を果たす必要がある」と選手らへ奮起を求めたロバーツ監督。今シリーズここまで勝負強さが見られないドジャース打線が今季初の“負けるとシーズン終了の試合”で底力を見せられるか。

構成●THE DIGEST編集部

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