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「大谷翔平はマウンドに戻るべきではなかった」3ラン被弾に米記者から指揮官へ批判集中「全員分かっていた。ロバーツ以外は」

THE DIGEST編集部

2025.11.02

本調子でないなか先発マウンドに上がり、3ランを浴びた大谷。(C)Getty Images

本調子でないなか先発マウンドに上がり、3ランを浴びた大谷。(C)Getty Images

 痛恨の采配ミスだ。

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地11月1日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。3回に先制3ランホームランを浴びた。

 中3日での先発登板で疲労もあったのか、立ち上がり2イニングは制球が定まらなかった大谷。2回は無死一、二塁から2死を奪うも、ヒットで満塁にピンチを拡大させるなど明らかに状態が良くなかった。

 3回、先頭のジョージ・スプリンガーに安打を打たれると、送りバントで1死二塁に。さらにワイルドピッチで走者を三塁まで進めたところでブラディミール・ゲレーロJr.を申告敬遠とし、4番のボー・ビシェットとの勝負を選択。しかし初球、142キロのやや甘いスライダーを完璧に捉えられ、センター方向へのホームランを被弾。打球の行方を見届けた大谷はガクッと肩を落とし、両膝に手をつけた。
 
 連覇を狙うドジャースにとって最悪の流れに、地元局「NBC Los Angeles」のマイケル・J・デュアルテ記者は「この場にいる全員が大谷はもう戻ってこない方がいいと分かっていた。デーブ・ロバーツ以外は」「ブルージェイズ3-0のリード。今さらロバーツが大谷を降板させに来たが、はるかに遅すぎる」と立ち上がりの不調にもかかわらず、続投を決めた指揮官へ怒りの投稿をXに連投。さらに、以下のように“教訓”を生かしていないとの考えを綴った。

「試合前にデーブ・ロバーツに、2017年の(ヒューストン・)アストロズ戦の第7戦を監督して何を学んだかと尋ねた。ユウ・ダルビッシュを長く出しすぎた時のことだ。もっと緊急性を持って監督することを学んだと言ったが、今夜も同じだった。信じられない」

 ほかの現地記者も同様の見解だったようで、ドジャースを日頃から追うブレイク・ハリス記者は「大谷翔平はこのイニングの開始でマウンドに戻るべきではなかった」とコメント。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は「明らかに2イニングを通して調子が悪かったのに、奇跡的に無傷で切り抜けた。(ブルージェイズの)ラインアップの中心を相手に再び彼を送り出す意味が私には理解できない」と苦言を呈した。

 4回にテオスカー・ヘルナンデスの犠牲フライで1点を返したドジャースは5回表までを終わり、1-3と2点のビハインドを追いかけている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平がビシェットに3ランホームラン被弾...
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