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「負けたと思って落ち込んでた」K・ヘルナンデス、交錯し地面に突っ伏す→笑顔でダッシュした舞台裏を明かす「『ボール持ってるか?』って言ったら...」

THE DIGEST編集部

2025.11.03

パヘス(右)と交錯したK・ヘルナンデス(左)。世界一へ望みがつながったと知ると笑顔を見せた。(C) Getty Images

パヘス(右)と交錯したK・ヘルナンデス(左)。世界一へ望みがつながったと知ると笑顔を見せた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのキケ・ヘルナンデスは現地11月1日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に「8番・左翼」で先発出場。4-4の同点で迎えた9回2死満塁での守備プレーについて、米スポーツ専門局『ESPN』のオールデン・ゴンザレス記者に明かした。

 一打出ればサヨナラ負けの場面。ブルージェイズの8番アーニー・クレメントの打球は大きな弧を描きながら左中間フェンス際に。このときキケは「ウィリー・メイズ(元サンフランシスコ・ジャイアンツほか)みたいにやろうと思った」と語る。1954年のWSで飛球を背中越しに捕球するスーパープレーを披露した英雄と同じようなプレーを試みて、背走でボールの行方を追ったヘルナンデスだったが、中堅手のアンディ・パヘスと衝突。パヘスが捕球に成功してピンチは切り抜けたが、ヘルナンデスは起き上がれずグラウンド上で倒れていた。
 
 この場面について尋ねられると、「パヘスにまるでダンクされたみたいにタックルされて、負けたと思ったんだ。落ち込んでいたんだよ」と、地面に突っ伏していた理由を明かした。「パヘスが近づいてきて、『大丈夫か?』って言われた。『そんなのどうでもいい、ボール持ってるか?』って言ったら、『ああ』って返答があった」といい、笑顔で起き上がった際は「『よし、行くぞ!』って感じだった」と、すぐに気持ちを切り替えた。

 ヘルナンデスは第6戦でも照明で飛球を一度見失いながら「世界一がかかっているなら、顔にぶつかっても構わない」(米スポーツ専門メディア『The Athletic』より)と走り続けて捕球に成功。飛び出していた走者を併殺に仕留め、試合を終わらせる好送球を見せた。

 土壇場での逆転勝ちには、ベテランの気迫が込もった守備が必要だった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「負けたと思った」K・ヘルナンデスとパヘスが交錯したシーン&第6戦勝利に導いた気迫のキャッチ→好送球
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