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「一枚の写真は千の言葉に値する」ドジャース歓喜の陰で…フィールドに取り残された“折れたバット”の画像が話題!「象徴的だな」「見れば見るほど泣けてくる」

THE DIGEST編集部

2025.11.04

ブルージェイズ最後の打者となったのはポストシーズンで異彩を放ってきたカーク。無残に砕けたバットはその後――。(C)Getty Images

 歓喜と絶望が交錯したラストプレー。あの場面を彩った"一品"が脚光を浴びている。

 現地11月1日、カナダ・トロントで開催されたワールドシリーズ第7戦で、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズと対戦した。試合は4対4のまま延長戦に突入し、迎えた11回表、ドジャースはウィル・スミスのソロ本塁打を放って勝ち越しに成功。9回途中から緊急登板した山本由伸が11回裏を苦しみながらもシャットアウトし、ドジャースが5対4で勝ち切った。ワールドシリーズ連覇は球団初の快挙で、MLBでは実に25年ぶり。シリーズMVPには3勝を挙げた山本が選ばれた。

 ブルージェイズにとってビッグチャンスとなった11回裏の攻撃。1死一、三塁の局面で山本に対峙したのが、名捕手アレハンドロ・カークだった。しかしあっさりカウント0-2に追い込まれると、山本が投じた外角のスプリットに泳がされてしまう。バットは折れ、打球は遊撃手のムーキー・ベッツが収めて痛恨のダブルプレーを食らった。ブルージェイズのチャレンジにピリオドが打たれた瞬間だ。
 
 世界一が決まると、ドジャースの選手たちはダグアウトから飛び出して歓喜の輪を作り、やがて記者やレポーター、家族らも続々とフィールドに押し寄せた。その最中に撮影され、地元紙『L.A. Times』のケビン・バクスター記者が自身のXに掲載した一枚の写真が話題を呼んでいる。人でごった返すフィールドの傍らで、置き去りにされたままの折れたバット。バクスター記者は「ドジャースが歓喜に沸くなかで、カークの折れたバットはいまだ内野の真ん中に転がっている」と書き添えた。

 なんとも言えない、激闘の余韻を漂わせるメモリアルな写真に、SNS上では反響が殺到。「実に象徴的だ」「切ないな」「残酷なコントラストだね」「誰も片づけないのかよ」「見れば見るほど泣けてくる」「一枚の写真は千の言葉に値する」「パーティーが終わった後のよう」「など、枚挙に暇がないほどだ。

構成●THE DIGEST編集部
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【画像】象徴的な一枚! ドジャース連覇に沸くフィールドで取り残された“カークの折れたバット”