ワールドシリーズを前に「極めて個人的な家庭の事情」でロースターから外れていたアレックス・ベシアが現地11月７日、娘の死去を発表した。

「私たちの小さな天使へ――永遠にあなたを愛しています。あなたはいつも私たちとともにいます」

「私たちの美しい娘は、10月26日に天国へ旅立ちました。今、私たちが感じている痛みを言葉で表すことはできません。それでも、私たちは彼女を心に抱きしめ、ともに過ごした一瞬一瞬を大切にしています」

　ベシアは妻のケイラさんとの共同投稿で、このように「極めて個人的な家庭の事情」を説明。多くの人に感謝を表明した。

「この困難な時期にご理解とご支援をくださったドジャースの皆さんに感謝します。野球という家族が私たちを支えてくれなければ、ここまで乗り越えることはできませんでした。

「また、ドジャースファン、関係者、トロント・ブルージェイズ球団、そしてすべての野球ファンの皆さん、愛と励ましを本当にありがとうございます。皆さんからのメッセージ、コメント、投稿のすべてを拝見しました。それがどれほど私たちの心を慰めてくれたか、言葉では言い尽くせません」

「最後に、セダーズ・サイナイ病院の皆さん、そしてケイラとスターリングを支えてくださったすべての医療スタッフの方々に心から感謝申し上げます。出会ったすべての方が本当に素晴らしい方々でした」

　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者によると、娘の名はスターリング・ソル・ベシアだという。

  　ナ・リーグ優勝決定シリーズを制した後、ベシアとケイラさんは「ワールドシリーズへ」と記してドジャー・スタジアムで喜ぶ姿を投稿。ケイラさんのお腹は大きく、出産を控えていたタイミングだった。

　ベシアとケイラさんの投稿には、多くの球界関係者が反応した。

　大谷翔平をはじめブレイク・スネルやキケ・ヘルナンデス、トミー・エドマンらチームメイト、選手の妻やパートナー、MLB公式やメディア関係者、ウォーカー・ビューラーやジャック・フラハティら元ドジャース選手、ダルビッシュ有や松井祐樹（いずれもパドレス）、ケイレブ・ファーガソン（マリナーズ）、ブレント・ハニーウェル（レイズ）、ジェイムソン・タイオン（カブス）らがハートマークの「いいね」で、寄り添う意思を表した。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】ベシアと妻ケイラさんの共同投稿