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プロ野球

FA権取得の阪神・近本光司は「5年30億円」? 大型契約でも「もらったからホッとしてやらなくなるとか、ない」元盗塁王が指摘、他球団の評価は「聞いても聞かなくても一緒」

THE DIGEST編集部

2025.11.08

阪神でルーキーイヤーから7年間、活躍を続けている近本。写真:鈴木颯太朗

阪神でルーキーイヤーから7年間、活躍を続けている近本。写真:鈴木颯太朗

 現役時代に横浜(現・DeNA)などで活躍し、盗塁王やベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞などを受賞した野球解説者の高木豊氏が自身のYouTube番組で、阪神タイガースの近本光司について語った。2025年シーズンに取得済みの国内フリーエージェント(FA)権を使用するか注目されている。

 高木氏は171センチ70キロとプロ野球選手としては小柄な部類に入る30歳の外野手が、「身体のサイズからすると、少しでも長く契約は結びたいと思っいるんじゃないかな。小さい人は、目いっぱいやっているんだよ」と見立て。「性格的に(高額な年俸を)もらったからやらないとか、ホッとしてやらなくなるとか、そうじゃない。自分の野球を突き詰めていく性格の持ち主」と指摘した。

 そのうえで元盗塁王は、2025年の推定年俸が3億7000万円だった近本に、阪神が提示すべき条件は「5億円の5年契約で、インセンティブの5億を足した30億円」だと主張。さらに、他球団との交渉については「評価は聞いても聞かなくても一緒」として、こう続ける。
 
「(他球団は)歯が浮くようなことしか言わない。『君の力が必要だ』とか、言うことはそれしかないから。金額がいくらなのかは聞いてほしい。みんな(各球団が)金額や契約年数を出せばいいのに」

 近本は、社高、関西学院大、大阪ガスを経て2018年のドラフトで阪神から1位指名を受けてプロ入り。ルーキーイヤーから打率.271、9本塁打42打点36盗塁を記録し、盗塁王を獲得する。

 その後も活躍を続けて、プロ7年間で6度の盗塁王に輝き最多安打も1回獲得。昨季まで4年連続でベストナインとゴールデン・グラブをW受賞(今季は未発表)した。通算では打率288、1093安打48本塁打304打点200盗塁をマークしている。

 FA宣言をしたうえでの残留、FAでの移籍、行使せずに残留――。様々な選択肢があるなか、近本はどのような決断をするのか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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