ロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソン内野手が11月９日、韓国へ帰国し、テレビ局『Jtbc』の報道番組「ニュースルーム」に出演。ワールドシリーズ（WS）の激戦の合間に、笑いをもたらしたデーブ・ロバーツ監督との“対決”について、その裏側を語っている。
  　WS第４戦、第５戦と本拠地で連敗を喫し、２勝３敗で王手をかけられたドジャース。悪い流れの中で、敵地のロジャース・センターに乗り込んだチームに爆笑を巻き起こしたのが、10月30日の前日練習での指揮官とキム・ヘソンの“ベースラニング”対決だった。

　ハンデをもらってスタートしたロバーツ監督が、二塁ベースを回ったところで足がもつれて派手に転倒し、着ていた衣服が泥だらけに。このパフォーマンスが大いにチームを盛り上げた。

　同番組では、キム・ヘソンがこのシーンについて、次のように語った。

「試合前日の練習日に、チーム全体でウォーミングアップをする前にストレッチをしようとした時でした。監督が走りで勝負しようと提案してきて、私は当然勝てると思って応じたのですが、監督が意気込みすぎたのか、突然転んでしまったんです」

　ベースラン対決は、ロバーツ監督からキム・ヘソンを誘ったようだが、「（監督は）もう体が思うように動かないみたいですね」と笑顔で振り返った。その後、「監督に何か言われたか？」と問われると、「その時、100ドル（１万5200円）くらい賭けていたので、100ドルもらいました」と当時の状況も説明。この前日練習後の第６戦からドジャースは２連勝し、世界一の座に就いた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「もう体が思うように動かないみたい」ロバーツ監督のズッコケシーン