米スポーツ専門メディア『FANSIDED』は現地11月10日、フェルナンド・タティースJr.外野手（サンディエゴ・パドレス）のトレード先候補を10球団ピックアップ。その１チームに同地区ライバルのロサンゼルス・ドジャースの名前を挙げた。

　昨季トレードデッドライン間近で豪腕メイソン・ミラーを獲得するなど今季に賭けた積極補強を断行したパドレスだったが、ポストシーズンではワイルドカードシリーズでシカゴ・カブスに敗戦。トレードの代償として有望株を失ったほか、オーナー家の内紛などによる財政的な苦難は続いており、主力の放出も噂されている。

　そんなパドレスの現状に、米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者はチームのトップ選手であるタティースJr.がトレードに出される可能性があると指摘。2021年からの14年３億4000万ドル（約524億円）という長期大型契約は、今のMLB全体を見ると、「リーズナブルな契約」とすら言えるという。
  『FANSIDED』は７位にランク付けしたドジャースについて、「外野手不足と潤沢なファームシステム」を理由に、タティースJr.獲得に乗り出す可能性があると説明。ただパドレス視点では、「最終的に倒すべき相手」に主力のスター選手を送り込むくらいであれば、少し条件が劣っていようと他チームとの取引を成立させる、または完全な勝ちトレードでなければ動かないと説いた。

　同メディアがランキング上位に位置付けたのは、いずれも自軍の強打者が今オフにFAとなるチームが多く、カイル・シュワーバーがFAとなったフィラデルフィア・フィリーズが１位、ピート・アロンゾがFAとなり、中堅に課題を抱えるニューヨーク・メッツが２位に入っている。

　全10チームのランキングは以下の通り。カッコ内は今オフFAの主な野手。

１位　フィラデルフィア・フィリーズ（カイル・シュワーバー、JT・リアルミュート）
２位　ニューヨーク・メッツ（ピート・アロンゾ）
３位　シカゴ・カブス（カイル・タッカー）
４位　ニューヨーク・ヤンキース（コディ・ベリンジャー）
５位　トロント・ブルージェイズ（ボー・ビシェット）
６位　サンフランシスコ・ジャイアンツ
７位　ロサンゼルス・ドジャース
８位　デトロイト・タイガース
９位　テキサス・レンジャーズ
10位　シアトル・マリナーズ（エウへニオ・スアレス、ジョシュ・ネイラー）

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！

【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け！

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介！ 貴重なショートカット時代も