ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希はMLB挑戦１年目の2025年、レギュラーシーズンでは10試合に投げて１勝１敗２ホールド、防御率は4.46だった。

　先発を務めた５月まではなかなか結果が出ず、その後はインピンジメント症候群の発症が判明して故障者リスト入り。調整とマイナーでのリハビリ登板を経て、９月下旬にMLB復帰して以降はリリーフに転向。ポストシーズンではワールドシリーズでの１セーブを含めて３セーブを挙げた。

　来季はこのままリリーフを続けるのか、それとも先発に戻るのか。来季の役割に注目が集まるなか、米誌『Newsweek』のゲイブ・スモールソン記者が「ドジャースGM、佐々木朗希の役割について明確なメッセージを発信」と題した記事を寄稿。こう綴っている。
  「ドジャースのブランドン・ゴームズ・ゼネラルマネージャー（GM）は最近、佐々木のブルペンでの素晴らしい活躍について語り、それが彼を2026年も中継ぎとして起用し続けるのか、それともスターティングローテーションに戻すのかについて言及した。ポストシーズンでの驚異的な防御率にもかかわらず、ゴームズGMは佐々木が絶対に先発ローテーションに戻ると述べた」

　そして「佐々木が健康な状態にあった時、ドジャースのローテーションは健全さを取り戻しただけでなく、10月を前に新たな支配力のレベルを確立したように見えた。佐々木はブルペンのニーズに対応できただけでなく、昨オフシーズンにMLB界が惚れ込んだ投手であることを証明することができた」と締められている。

　リリーフ起用に見事に対応した佐々木は来季、今年は本領を発揮できなかった先発で、捲土重来を目指すことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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