ニューヨーク・ヤンキースからFAとなったクローザーのデビン・ウィリアムズに12球団が注目を集めているという。米メディア『ClutchPoints』が現地11月12日の記事で報じた。

　ミルウォーキー・ブルワーズからトレードでヤンキースに加入したウィリアムズは、しかし、25年は新天地で厳しいシーズンを過ごした。クローザーとして期待されながら、不安定な投球で４月に守護神を剥奪。４月の防御率は9.00で、地元ヤンキースファンからブーイングを浴びた。

　５月に防護率4..22と復調すると、リリーバーのルーク・ウィーバーの負傷にともなって６月にストッパーに復帰したが、７月は防御率5.73、８月は4.91と成績を落とした。25年の成績は４勝６敗、15ホールド、18セーブ、防御率4.79。期待に応えたとは言い難いシーズンだった。

　フォーシームにシンカー、“エアベンダー”と称されるチェンジアップを武器に、メジャー通算31勝16敗、75ホールド、86セーブ。苦戦したヤンキースでのシーズンを終えてFAとなったウィリアムズには、多くの球団が興味を示しているという。

  　米メディア『The Athletic』のウィル・サモン記者は、FA交渉が始まってから１週間の間に、ロサンゼルス・ドジャース、ボストン・レッドソックス、シンシナティ・レッズなど12球団がウィリアムズに関心を持っていると報じた。

　サモン記者の報道を引用する形で『ClutchPoints』は、「ウィリアムズはまだ全盛期にあり、FAクローザーとして注目の的。どの球団に移籍しても、ブルペンを強化できる力を持っている」と続けた。

「三振を取れるウィリアムズにとって、ドジャースは魅力的な移籍先。レッドソックスはケンリー・ジャンセン、アロルディス・チャップマンと、過去にブルペンに投資してきた実績があり、短期契約で自身の価値を高めたい場合には、レッズも候補に入ってくる」

　計12チームが興味を持っていると報じられたウィリアムズの去就には注目だ。

構成●THE DIGEST編集部


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