現地11月13日、MLBの2025年シーズン最優秀選手（MVP）がMLB専門放送局『MLB Network』で発表され、ナ・リーグは大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が満票で３年連続４度目の受賞を果たした。４回の受賞はバリー・ボンズ（サンフランシスコ・ジャイアンツなど）に次いで歴代単独２位の快挙。メジャー８年目で、もはや伝説級な選手になっている。

　大谷は妻の真美子さん、愛犬のデコピンと一緒に過ごし、ライブ中継で４度目の受賞が発表されると顔を寄せ合い喜びを分かち合った。

　ドジャース２年目の今季は投打の二刀流が復帰。打者としては打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014をマーク。投手では14試合で１勝１敗、防御率2.87、62奪三振だった。昨年はMLB初となる「50-50」を達成し、自身初のワールドシリーズ制覇に貢献。今季は二刀流プレーヤーとしてチームをけん引し、球団初の連覇に導いた。

　大谷はロサンゼルス・エンジェルス時代の2021年に初のMVPに輝き、2023年から３年連続での受賞。これはボンズ（2001年～04年）以来２人目で、両リーグで複数回受賞するのは初めてとなった。
  　偉業を成し遂げたスーパースターには多くの米メディアが賛辞を送っている。そのなかでも米データ分析会社『OptaSTATS』は大谷のメジャー８シーズンでの功績を振り返るなか、末恐ろしい事実を発見する。

　同メディアは公式SNSに大谷の過去８シーズンの成績を列挙。「新人王を獲得（2018年）」「MVPを４度受賞（2021年、23～25年）」「ワールドシリーズ優勝を２度達成（2024、25年）」と紹介したうえで、「MLB／NBA／NFL／NHLの歴史において、これだけの実績を最初の８シーズンで達成した。こんな選手は他にいない！」と報じ、北米プロスポーツ史上初の快挙を伝えた。

　日本が世界に誇る野球小僧が、また新たな金字塔をプロスポーツ界に刻んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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