大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が現地11月13日、ナ・リーグの最優秀選手賞（MVP）を満票で受賞した。３年連続４度目の受賞はバリー・ボンズ（サンフランシスコ・ジャイアンツなど）の７度に次ぐ歴代単独２位となった。リーグMVPだけでなく、この日はハンク・アーロン賞、エドガー・マルティネス賞（最優秀指名打者賞）、オールMLBファーストチームにも選出。１日４冠の受賞ラッシュには驚愕の声が上がっている。

　歴史的な１日となった。大谷はMLB専門放送局『MLB Network』に妻の真美子さん、愛犬デコピンと一緒に生出演。MVP受賞の喜びを家族と一緒に分かち合った。

　そのあとも偉才の受賞ラッシュは続いた。大谷は各リーグで最も卓越した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」を３年連続３度目の受賞。３年連続は史上２人目の快挙だった。

　さらに今季最も活躍した指名打者の最高栄誉である「エドガー・マルティネス賞」を５年連続で受賞。デービッド・オルティス（ボストン・レッドソックスなど）と並んで最多連続受賞記録となった。
  　今季はリーグ２位の55本塁打を放ち、打率.282、102打点。メジャートップの146得点を挙げ、出塁率と長打率を足したOPSは1.014をマーク。リーグ断トツの数字を残した。先日には「打撃のベストナイン」であるシルバースラッガー賞を獲得。同じナ・リーグ指名打者部門での争いとなったリーグ二冠王カイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）を突き放した。

　飛ぶ鳥を落とす勢いの大谷に日米ファンはため息。ネット上では、「もう凄すぎて笑っちゃう」「大谷選手が打つ度にドジャースナインが驚きのリアクションする理由がよく分かる」「漫画の世界から出てきたヒーロー」「取るのが当たり前みたいになっていることが凄い」「シュワーバーとか、同時代の他選手が気の毒な感じ」といった、大谷の超人的なパフォーマンスに驚嘆するコメントで溢れている。

構成●THE DIGEST編集部

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